当医療センターは「高度な医療の提供」「救急医療への対応」「地域の病院・診療所との連携」という3つの大きな役割を担っていますので、脳神経内科もその方針に則り診療を進めています。和歌山県下で常勤の神経内科専門医がいる基幹病院の1つとして、診断や治療が困難な患者さんについても積極的に受け入れる方針です。
平成29(2017)年度より常勤医4人・非常勤医5人の体制となりましたので、外来・入院ともに、より多くの患者さんを診療することが可能となりました。脳神経内科疾患に関しまして、救急疾患から慢性疾患まで、また、罹患率の高い疾患であるcommon diseaseから稀な希少疾患まで幅広く対応しています。
また、当医療センターは日本神経学会の准教育施設に認定されていますので、次世代の医療を担う人材育成も重要な使命です。診療に必要な医学的知識は日々増え続けていますので、勉強会や文献抄読会を定期的に開催して臨床に必要な考え方の習得や知識のアップデートに努めています。
患者さんに、当医療センターを受診してよかったと思っていただけるよう、最善の治療を提供してまいります。
脳神経内科部長
山下博史
役職 | 部長 |
---|---|
卒業年 | 1996(平成8)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般、神経変性疾患、遺伝性疾患 |
資格 | 日本神経学会認定神経内科専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・指導医 |
その他 | 京都大学医学部臨床教授 |
関連するページ | 日赤和歌山情報局Hot"すこやかな毎日のために” |
役職 | 医長 |
---|---|
卒業年 | 2014(平成26)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 | 日本神経学会認定神経内科専門医 日本内科学会認定内科医 日本てんかん学会てんかん専門医 |
役職 | 医師 |
---|---|
卒業年 | 2021(令和3)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 |
役職 | 医師 |
---|---|
卒業年 | 2022(令和3)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 |
役職 | 嘱託 |
---|---|
卒業年 | 2009(平成21)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 | 日本内科学会認定内科医 |
役職 | 嘱託 |
---|---|
卒業年 | 2011(平成23)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 | 日本神経学会認定神経内科専門医 日本内科学会認定内科医 |
役職 | 嘱託 |
---|---|
卒業年 | 2013(平成25)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 | 日本神経学会認定神経内科専門医 日本内科学会認定内科医 |
役職 | 嘱託 |
---|---|
卒業年 | 2015(平成27)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 | 日本神経学会認定神経内科専門医 |
役職 | 嘱託 |
---|---|
卒業年 | 2016(平成28)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 |
役職 | 嘱託 |
---|---|
卒業年 | 2018(平成30)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 |
役職 | 嘱託 |
---|---|
卒業年 | 2018(平成30)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 |
役職 | 嘱託 |
---|---|
卒業年 | 2016(平成28)年 |
専門分野 | 神経内科疾患一般 |
資格 |
場所 |
西館1階(1B) |
---|---|
受付時間 |
新患:8時〜11時30分 |
注意事項 | ※ 初診・再診ともに予約優先になっています。予約のない方は、長時間お待ちいただくか、後日の予約を取り直してもらう場合があります。 |
予約方法 |
★初診 |
区分 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
---|---|---|---|---|---|
AB CD |
山下 | 河村 | 山下 | ★2 山下 |
河村 |
津田 | ★1 成宮 ★1 孝橋 |
中村 | 山田 | ★1 平田 ★1 平山 |
|
★1
野中 ★1 安達 |
- | - | 木下 | - |
(2024年10月1日~)
※区分
(A:紹介予約 B:当日初診 C:予約再診 D:当日再診)
※都合により変更する場合もありますのでご了承ください。
※赤字の名前は女性医師です。
★1:隔週交替制
★2:CDのみ
令和5(2023)年度の新外来患者数は、1ヵ月あたり約160人でした。高齢化社会を反映して、認知症やパーキンソン病関連疾患の患者の受診が、年々増加している印象です。症状から認知症と診断されても、その原因は様々ですので1度は専門機関の受診をお勧めします。
また、令和5(2023)年度の新入院患者数は391人で、平均在院日数は約21日、疾患カテゴリー別内訳は下図の通りです。
脳血管障害を筆頭に、てんかん・痙攣発作や脳髄膜炎の入院が比較的多い印象です。次いで、末梢神経障害、パーキンソン病関連疾患、筋萎縮性側索硬化症、筋疾患、重症筋無力症、多発性硬化症・視神経脊髄炎、脊髄疾患、認知症、脊髄小脳変性症等、多様な疾患カテゴリーの患者を入院加療しています。その他には、不随意運動、ミトコンドリア病、腫瘍性疾患、機能性疾患等を含みます。
脳神経内科は文字通り、神経系の病気を内科的に治療する診療科です。その神経系には、脳~脊髄~末梢神経~筋肉と広範なシステムが含まれます。患者さんは、「急にふらつくようになった」とか、「まぶたが下がる」等の訴えで外来を受診されますので、その訴えから問診・診察や検査を経て、的確に診断し治療させていただきます。神経内科疾患の診断に際して、患者さんの症状の経過(どのような症状が、いつから、どのように出現し、経過はどうであるか等=病歴といいます)を詳細にお聞きすることが重要です。物忘れや意識消失発作等で、自分の病歴を十分に説明しにくい患者さんは、できるだけ家族同伴で受診いただいた方が、診断がスムーズに進みます。
多岐にわたる脳神経内科疾患につきまして、地域の病院や診療所等の先生からのご紹介は可能な限り診療させていただきます。いつでもご紹介ください。当医療センターで診断・治療の後、引き続き通院が必要な方で、かつ病状の安定している患者さんにつきましては、必要に応じて元のかかりつけの先生に逆紹介いたします。当医療センターと地域の医療機関の先生方とで密接な連携をとりながら患者さんの診療にあたることが、患者さんへ最善の医療を提供し、かつ診療に対する満足度を上げるために重要と考えています。どうぞよろしくお願い申し上げます。
脳神経内科で扱う疾患は多岐にわたりますが、以下に代表的疾患を示します。
下記以外の疾患や希少疾患も、もちろん診療しています。