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緩和ケア内科


特色

「緩和ケア内科」を2018(平成30)年9月に開設し、2018(平成30)年10月より南館13階に「緩和ケア病棟」を設置しています。また、多職種からなる「緩和ケアチーム」が診療科・病棟横断的に活動しています。
緩和ケア外来では、通院中のがん患者さんとご家族の身体的苦痛や精神的苦痛に対して、適切に緩和ケアが提供されるようにチーム医療を推進します。当医療センターの患者さんだけでなく、他院通院中の方も受診いただけます。また、他院入院中の患者さんで当医療センター緩和ケア病棟へ入棟を希望される場合も、相談・診療を行います。

緩和ケア内科(外来診療)

①通院中のがん患者さんとご家族に対して、がんによる苦痛症状だけでなく、手術や抗がん剤などのがん治療に伴う症状に関して、支持療法も含め全人的苦痛の緩和に努めます。
②必要に応じて緩和ケア病棟への入棟を勧めます。

月曜から金曜までの平日午後に、本館2階で外来診療を行っています(完全予約制)。
当医療センターを受診中の患者さんで診察を希望される場合は、主治医の先生にご相談ください。
他院を受診中の方で診察を希望される場合は、紹介状をご準備いただき、受診されている医療機関からご予約をお取りいただくようお願いします。

緩和ケア病棟「ひなげし」(入院診療)

緩和ケア病棟の理念
“あなたの思いに寄り添い、穏やかに過ごせるよう支援します”

病棟の名称は「思いやり」「いたわり」のこころを大切にしたいとの思いで、その花言葉をもつ「ひなげし」としました。
がん診療の進歩には目覚ましいものがあるとはいえ、がんは様々なつらさを伴います。緩和ケア病棟では、がん患者さんのすべてのつらさに寄り添い、その人らしく過ごしていただけるような、「ひなげし」の名に恥じないケアを患者さんとご家族に提供していきます。

緩和ケアチーム(診療科・病棟横断的活動)

緩和ケアチームは、がん治療目的またはがんの症状緩和目的で専門各科に入院中のがん患者さん・ご家族の苦痛緩和に関して担当医や病棟看護師から依頼を受け、患者さんの問題点や達成可能な目標を依頼者と共有して、全人的な苦痛の緩和に努めます。

リストアップされた問題点・目標に対して、適切な緩和ケアを提案したり、緊急の場合は、担当医に代わって必要な処方等を行います。


スタッフ紹介

医師

一宮 正人 (いちみや まさと)

役職 部長
卒業年 1986(昭和61)年
専門分野 緩和医療、消化器一般外科、肝胆膵外科
資格
日本緩和医療学会緩和医療認定医
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科:胆道)
日本移植学会移植認定医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本肝臓学会肝臓専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医
その他 京都大学医学博士
産業医

杉田 孝和 (すぎた たかかず)

役職 医師 (兼)
卒業年 1987(昭和62)年
専門分野 呼吸器疾患全般、肺がんの薬物療法 
資格 日本内科学会認定内科医・指導医
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医
日本結核・非結核性抗酸菌症学会結核・抗酸菌症指導医
日本喘息学会喘息専門医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医 
その他 京都大学医学部臨床教授
日本結核・非結核性抗酸菌症学会代議員
日本内科学会近畿支部評議員

阿部 哲也 (あべ てつや)

役職 医師 (兼)
卒業年 1996(平成8)年
専門分野 消化器心身症
資格
日本心身医学会心療内科専門医・研修指導医
日本内科学会認定内科医
公認心理師
その他
産業医
日本心身医学会理事
日本心療内科学会評議員

吉村 聖子 (よしむら せいこ)

役職 医師 (兼)
卒業年 2001(平成13)年
専門分野 小児麻酔、ペインクリニック
資格 日本緩和医療学会緩和医療認定医
日本麻酔科学会麻酔科指導医
日本ペインクリニック学会ペインクリニック専門医
日本周術期経食道心エコー認定医
日本小児麻酔学会認定医

宇山 志朗 (うやま しろう)

 
役職 嘱託
卒業年 1982(昭和57)年
専門分野 消化器一般外科
資格
日本外科学会外科専門医
その他 医学博士
国際医療救援登録要員
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筒井 一成 (つつい かずしげ)

役職 嘱託(兼)
卒業年 1979(昭和54)年
専門分野 放射線治療 
資格 日本医学放射線学会放射線治療専門医 

外来担当医表

場所

 本館2階(2B)

注意事項

初診・再診ともに「完全予約制」です。
診察を希望される方は、必ず事前に予約してください。
緩和ケア病棟への入棟相談を希望される方は、原則、月曜日・木曜日にご予約をお取りください。
(他の曜日は、相談に応じます)
予約方法  ★初 診
①他の医療機関からの紹介状がある場合
 →予約センターにて予約(0120-936-385)
  予約受付時間  平日 9時〜19時
         土曜日 9時~13時
         ※ 日・祝日を除く
★再 診
  緩和ケア内科にて予約(073-422-4171)
  予約受付時間  平日 15時〜17時
区分 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 
AC  一宮 吉村 宇山 一宮 阿部 
C 筒井  -  -

(2024年4月1日~)


※区分
(A:紹介予約 B:当日初診 C:予約再診 D:当日再診)

※ 都合により変更する場合もありますのでご了承ください。
※ 赤字の名前は女性医師です。

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患者さんへ

緩和ケア内科の診療は
・がんに伴う様々な苦痛症状、特に身体的苦痛の緩和を目的とします。
・必要に応じて放射線治療科と連携した緩和的放射線治療や麻酔科と連携した神経ブロックを行います。
・手術、抗がん剤投与などの積極的がん治療や、延命処置(胸骨圧迫、人工呼吸管理など)は行いません。
・生命を縮めたり、引き延ばしたりはしません。
・専門的な多職種と協働しながらチーム医療を提供します。
・治療方針については患者さんやご家族には必要な情報を十分提供し、患者さんの意思を最大限に尊重します。

なお、緩和ケア病棟入院中は、原疾患を専門とする主治医と緩和ケア内科医が協働して診療に当たります。


地域の先生方へ

緩和ケア病棟は、長期療養が目的ではありません。症状緩和された患者さんについては、地域の医療機関と連携し、住み慣れた地域やご自宅で安心して暮らせるよう支援したいと考えています。ご協力お願い申し上げます。ただし、病状が悪化した場合の再入院は、速やかに対応いたします。

緩和ケア病棟の入棟を希望される患者さんがいらっしゃいましたら、緩和ケア内科へご紹介ください。
緩和ケア病棟への入棟を希望される患者さんの診察は、毎週月・木の14:00~15:00、15:00~16:00の完全予約制です。

1. 受診までの流れ

1)緩和ケア病棟入棟依頼・相談申込書(PDF)をご記入いただき、予約センターにFAXしてください。
2)予約確定後、予約票を返信いたしますので患者さん・ご家族にお渡しください。
3)診療情報提供書は緩和ケア内科受診3日前までにFAXをお願いします。
4)緩和ケア病棟入棟希望問診票(患者・家族用)(PDF)を患者さん・ご家族に記入していただくよう
渡してください。

2.受診当日に患者さん・ご家族にお持ちいただきたいもの

■ 予約票
■ 緩和ケア病棟入棟依頼・相談申込書(FAX済みのもの)→ 診療情報提供書に同封してください
■ 診療情報提供書
■ 検査データ(血液検査、画像検査、病理組織検査診断結果など)
■ 緩和ケア病棟入棟希望問診票(患者・家族用)→ 事前に記入し、持参してください。

3.受診当日

予約時間の15分前までに本館1階 初診受付までお越しください。

4.受診後の流れ

患者さん・ご家族が緩和ケア内科を受診した後、入棟判定会議で入棟の適応を判定します。
入棟判定の結果は、かかりつけ医の先生には返書でご報告いたします。
患者さん・ご家族には、直接電話等でご報告いたします。
緩和ケア病棟の部屋の調整がつくまでは、引き続き、かかりつけ医の先生に診療をお願いします。

5.部屋の調整がついた時

緩和ケア病棟から患者さんまたはご家族に直接連絡し、入棟の日時を決定します。
かかりつけ医の先生にも、ご報告いたします。

6. その他

■ ご家族のみの受診の場合
ご家族のみの受診も可能ですが、患者さんの病状を理解し、意思を代弁できる方がお越しください。
ご家族のみで受診に来られる場合は、保険診療の対象外となり、5,500円(税込)となります。

■ 「入棟依頼」と「入棟相談」の違いについて

入棟依頼 入棟の対象であり、部屋が空き次第入棟を希望する場合
入棟相談 現在はがんの治療をしているが、いずれ治療ができなくなったときに入棟を希望する場合
(入棟判定の対象にはならず、入棟の対象となったときに再度緩和ケア内科の受診が必要)

■ レスパイト入院について
在宅療養中の患者さんで、ご家族の看病疲れやご旅行などのために、一時的に入院していただくことができます。

ご利用の条件は次の通りです。
1)患者さんの病状が安定しており、当緩和ケア病棟に入棟したことがある方
2)入院期間は14日以内14日を超えて入院を希望される場合は、退院・転院をしていただきます)

3)入院は原則として特別室に限ります