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腫瘍内科


特色

現在、がんは、日本における死因の第1位であり、2人に1人が罹患すると言われるほど身近な病気です。このがんという病気に対して臓器横断的に薬物療法を行う診療科として腫瘍内科が開設されました。がんの治療にはがんの原発部位によってそれぞれ「標準治療」と呼ばれる、効果と安全性が最も確立している治療法が存在します。各診療科と協力しながら、各臓器における標準治療を多くの患者さんに安全に提供することが腫瘍内科の役割の1つです。一方で、合併症やがんの重複、また、非常に稀な疾患であるためにそうした治療法が適応にならない場合もあります。原発がわからないようながんの診療も問題となってきました。このように従来の枠組みでは診療しづらい患者さんに最善の方法を提案するというのも腫瘍内科の重要な役割です。また、通常の抗がん剤治療が全て無効となってしまった患者さん、稀な腫瘍に罹ってしまった患者さんに対して治療のオプションを提示するための「遺伝子パネル検査」の運用についても中心的に行っていきます。


スタッフ紹介

医師

川上 尚人 (かわかみ ひさと)

役職 嘱託
卒業年 2003(平成15)年
専門分野 消化器がん・固形がんの薬物療法
資格
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医・指導医
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医

望月 翔仁 (もちづき しょうじ)

役職 嘱託
卒業年 2022(令和4)年
専門分野  
資格  


外来担当医表

 
場所 本館2階(2B)
注意事項 初診・再診ともに「完全予約制」です。
受診を希望される場合は、がん疾患を主に診察している医師に受診したい旨をお申し出ください。
区分 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
AC - 望月 - 川上 -
  
(2024年4月1日~)

※区分
(A:紹介予約 B:当日初診 C:予約再診 D:当日再診)

※ 都合により変更する場合もありますのでご了承ください。

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診療実績

 
令和4年度(2022.4~2023.3)  
新外来患者数 77人
遺伝子パネル検査数 50件

患者さんへ

がんの患者さんは、一人ひとりが様々な問題を抱えておられると思います。それは、ご病気そのものやこれからの治療法に対する疑問、不安のみならず、合併症、また、現在行われている治療に伴う有害事象など非常に幅広いものではないでしょうか。腫瘍内科はそれらに対する解決策を検討し、患者さんの意思決定を支援いたします。一緒にがんに立ち向かいましょう。


地域の先生方へ

近年の分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤の登場により、薬物療法は多様化・複雑化しています。当医療センターでは、これまでも高度ながん診療を提供してきましたが、一様ではない患者さんの病態に即したより柔軟なケアを提供すべく、臓器横断的ながん診療科として腫瘍内科が新たに加わりました。「がん診療方針の一貫性保持」「がん治療の安全性確保」「がん患者さんの意思決定支援」「がん臨床試験の推進」を理念に掲げ、地域医療に貢献したいと考えています。ご支援ご協力のほどお願い申し上げます。


対象疾患

・固形がん

(非小細胞肺がん、小細胞肺がん、食道がん、胃がん、結腸直腸がん、膵がん、胆管がん、頭頸部がん、乳がん、婦人科がんなど)

・原発不明がん

・希少がん

(小腸がん、肉腫など)


・重複がん