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麻酔科


特色

「麻酔科」というと一般的には余り馴染みのない科です。

そこで、いったい麻酔科とはどういうことをしているのか、という質問にお答えして、麻酔科の活動について説明します。

 

麻酔科には大きく分けて麻酔業務とペインクリニック業務があります。


麻酔業務

手術を受けられる患者さんの「痛みをとる」ことはもとより、手術中の血圧管理・呼吸管理・水分バランスの管理など全身にわたる集中治療を行うのが麻酔科の業務です。また、外科医が手術操作しやすいような環境をつくる役割もあります。

麻酔の種類は

  • 全身麻酔
  • 脊椎麻酔(下半身のみの麻酔)
  • 硬膜外麻酔
  • 伝達麻酔(神経ブロック)

などがあり、1種類の麻酔方法で手術を行う場合と2種類以上の麻酔方法を併用する場合とがあります。

予定手術の患者さんは、あらかじめ前日に麻酔科外来に来ていただき(または病棟へ往診で)全身状態の診察・既往歴などから麻酔方法・麻酔薬について決定していきます。当日は手術室で「痛みをとる」ための麻酔を行います。場合によっては術後の疼痛管理(痛みのコントロール)のお手伝いをさせていただくこともあります。

当医療センター手術室における、平成28年度の手術件数は9,761件で、うち麻酔科が管理した症例は5,629件でした。そのほかにも各診療科の外来でも小手術を行っています。当センターは関西でも有数の手術件数を誇る病院で、和歌山県内ではトップクラスに位置づけられています。

ペインクリニック業務

ペインクリニックは疼痛外来ともいわれ、慢性疼痛・難治性疼痛などあらゆる種類の痛みをもった患者さんが来院されます。

その他にも当センターの麻酔科では、帯状疱疹・突発性難聴・顔面麻痺・多汗症・(下腹部の手術後におこる)下腿リンパ浮腫・脳梗塞後の痙性麻痺など多岐にわたる病気を診療対象にしています。治療の方法は、神経ブロック療法を中心に永久ブロック(神経破壊薬を用いた痛み神経の破壊)や、硬膜外腔鏡、胸腔鏡下交感神経切除術・内服・点滴などがあります。


スタッフ紹介

医師

伊良波 浩 (いらなみ ひろし)

役職 副院長 部長(兼)
卒業年 昭和58年
専門分野 一般麻酔業務
麻酔血管薬理学
資格 日本麻酔科学会麻酔科指導医
和歌山県立医科大学麻酔科学教室臨床教授

山田 伸 (やまだ しん)

役職 副部長(兼)
卒業年 平成元年
専門分野 一般麻酔業務
東洋医学
資格 日本麻酔科学会麻酔科指導医
日本東洋医学会漢方専門医

岩橋 静江 (いわはし しずえ)

役職 副部長
卒業年 平成4年
専門分野 一般麻酔業務
麻酔血管薬理学
資格 日本麻酔科学会麻酔科指導医

箕西 利之 (みのにし としゆき)

役職 副部長
卒業年 平成5年
専門分野 一般麻酔業務
資格 日本麻酔科学会麻酔科指導医

根来 孝明 (ねごろ たかあき)

役職 副部長
卒業年 平成8年
専門分野 心臓血管麻酔
資格 日本麻酔科学会麻酔科指導医
日本心臓血管麻酔学会心臓血管麻酔専門医
日本周術期経食道心エコー認定医

吉村 聖子 (よしむら せいこ)

役職 副部長
卒業年 平成13年
専門分野 小児麻酔、ペインクリニック
資格 日本麻酔科学会麻酔科指導医
日本ペインクリニック学会ペインクリニック専門医
日本周術期経食道心エコー認定医
日本小児麻酔科学会認定医

丹下 和晃 (たんげ かずあき)

役職 副部長
卒業年 平成13年
専門分野 一般麻酔業務
資格 日本麻酔科学会麻酔科指導医
日本周術期経食道心エコー認定医

片岩 真依子 (かたいわ まいこ)

役職 副部長
卒業年 平成17年
専門分野 小児麻酔
資格 日本麻酔科学会麻酔科指導医
日本小児麻酔学会認定医
日本周術期経食道心エコー認定医

池本 進一郎 (いけもと しんいちろう)

役職 副部長
卒業年 平成18年
専門分野 一般麻酔業務
資格 日本麻酔科学会麻酔科指導医

宮﨑 里紗 (みやざき りさ)

役職 医師
卒業年 平成25年
専門分野 一般麻酔業務
資格 日本麻酔科学会麻酔科認定医

齋藤 舞 (さいとう まい)

役職 医師
卒業年 平成27年
専門分野 一般麻酔業務
資格 日本麻酔科学会麻酔科認定医

川口 吉昭 (かわぐち よしあき)

役職 嘱託
卒業年 昭和54年
専門分野 一般麻酔業務
資格 日本麻酔科学会麻酔科専門医

外来担当医表

場所

本館3F

受付時間 新患:完全予約制(紹介状有)
再来:8時〜11時30分まで
区分 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
A
CD
 
- 吉村 宮﨑 - 片岩

(2021年4月1日~)


※区分
(A:紹介予約 B:当日初診 C:予約再診 D:当日再診)
※都合により変更する場合もありますのでご了承ください。
※赤字の名前は女性医師です。

外来担当医表一覧へ


診療実績

麻酔管理別手術件数

年度 麻酔管理症例 総手術件数
2014 5,469 8,921
2015 5,355 9,302
2016 5,629 9,761
2017 6,392 10,227
2018 6,066 9,864
2019 6,550 10,472
2020 6,107 9,784

ペインクリニック外来

2020年度

外来患者数 2,322
新規患者数 159

患者さんへ

<麻酔科外来(ペインクリニック外来)より>現在、週3回午前中、月・火・金の完全予約外来となっています。詳しく問診・診察・説明が必要な場合もあり、診療時間および待ち時間が長くなることもあります。患者さんをはじめ多くの方に大変ご迷惑をおかけしていますが、お役にたてるよう尽力していきますのでよろしくお願いいたします。

<患者サポートセンターについて>当センターでは「患者サポートセンター」を開設し、おもに手術予定の患者さんに対して術前の持病や体力の評価を行います。また、患者さんの入院の多くは手術前日のため、必要時にはかかりつけ医の先生方と協力します。ご理解ご協力をお願いいたします。


地域の先生方へ

<麻酔科外来(ペインクリニック外来)より>平成28年9月より、診察を週3回午前、月・火・金の診察に変更しています。初診は「完全予約制」、受診時は紹介状が必要となります。ご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。

<患者サポートセンターについて>現在、「患者サポートセンター」を開設し、手術予定の患者さんに対して、術前の評価・教育・指導をおこなっています。入院が前日となることも多いため、かかりつけ医の先生方に診ていただいている疾患(慢性腎臓病、サルコペニア、貧血、低栄養、運動機能、歯科口腔機能など)を入院前に十分把握できるよう、診療情報提供や入院中の注意点のご教示などをお願いしています。ご多忙のところ恐縮ではございますが、何卒ご理解ご協力のほどお願い申し上げます。


疾患・治療

ペインクリニック

本邦での慢性疼痛保有患者数は約14%から23%と報告されており、このような痛みが長期化することで生活の質の低下へと繋がっていきます。ペインクリニックでは神経ブロック療法や薬物療法など様々な方法を用いて痛みを緩和するための治療を行っています。

痛みの種類は多種多様ですが、すべての痛みがペインクリニックの対象となります。具体的には、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの脊椎疾患、変形性股関節症や膝関節症、肩関節周囲炎などの関節疾患、帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛、術後や外傷後の難治性疼痛(CRPS)、ASOなどの末梢血行障害、がん性疼痛、脳脊髄液圧減少症などです。また顔面神経麻痺や顔面痙攣、突発性難聴などの痛みを伴わない疾患の治療も行っております。

H28年度のペインクリニック外来患者数は2,756名、新規患者数は156名です。また、当施設は平成28年度の4月よりペインクリニック専門医認定指定研修施設として認可されています。