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入院される日時は、入院申込みの際に説明いたします。
入院申込時に入院日時が未定の方は、後日ご連絡いたします。
患者サポートセンターにて入院申込書をお渡しいたしますので、患者さんご本人、連帯保証人、緊急連絡先をご記入の上、入院時に入院受付(本館1階)にご提出ください。
患者サポートセンターでは、入院されることが決まった患者さんに、入院時に必要なことを伺い、入院前から入院生活をサポートするとともに、退院後の生活を一緒に考えていきます。
患者サポートセンターで、20~30分(手術に関する説明がある方は30~40分)程度のお時間をいただいています。1日約50人の方が来られますので、お待ちいただく場合もあります。ご了承ください。
受付時間:9:00~16:30
※ 土曜、日曜、祝日、年末年始、赤十字創立記念日(5月1日)を除く
受付 | 連絡先や希望される入院部屋の確認 入院時に必要な書類の説明 入院生活の説明 |
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看護師 | 身長・体重測定 入院時に必要な事項の確認 |
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薬剤師 | 服用薬剤の確認 (お薬手帳、薬のしおり(説明書)、薬部袋など) |
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歯科衛生士 | 手術前の口腔内の観察 |
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管理栄養士 | 栄養状態の確認 栄養指導(必要時) |
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手術予定の場合 | 麻酔科医・手術室看護師による説明 |
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入院当日は、入院受付にて入院に必要な書類を確認・提出いただきます。
入院費用に関するご相談も、こちらの窓口でお伺いします。
受付時間:9:00~17:30
※ 土曜、日曜、祝日、年末年始、赤十字創立記念日(5月1日)を除く
喫煙は、手術中・手術後の心臓、肺、血管の合併症を招く原因となります。特に、痰が多くなり痰を十分に出せないと、肺炎を起こしたり、傷の治りを遅らせることが分かっています。安全に手術・麻酔を受けていただくために、手術することが決まったら、すぐに禁煙してください。また、自分でタバコを吸っていなくても、周りの人のタバコの煙(副流煙)も同様に影響しますので、協力をお願いしましょう(当医療センターには、禁煙外来がありますので、ご相談ください)。
手術後も体力を維持し、より早く日常生活や社会に復帰するためには、運動が大切です。入院されるまでに、散歩やラジオ体操をするなどできる範囲で行いましょう。
手術後は、深呼吸を行うことで、肺合併症の予防や酸素を血液中に取り込むことができます。そのためにも、手術前から深呼吸(鼻から吸って口から吐き出す腹式呼吸)を意識して行いましょう。特に、呼吸訓練が重要な手術を受けられる方は、呼吸訓練用の器具を購入していただき、手術前後に呼吸訓練を行うことをお勧めしています。
全身麻酔による手術の場合、お口から気管へ管が入ります。お口の中が汚れていると、細菌が気管や食堂に入りやすくなります。また、お口が乾燥していると細菌が増えてしまいます。細菌が多い状態では、手術後に感染症のリスクが高くなるため、手術までに感染源となる虫歯や歯周病の治療は済ませておきましょう。
手術を受けられるには、体重を適正に保つことが大切です。また、お酒を控え、肝臓への負担を軽くしておくことも大切です。手術前検査の結果、低栄養な状態である方や栄養指導が必要な方、入院等の食事に不安のある方は、管理栄養士による栄養指導をしています。
現在服用・使用しているお薬は、入院中も服用し続けます。そのため、入院期間に加え数日分のお薬(入院期間が決まってない場合は14日分)をご用意ください。
手術によっては、長期間シャワーや入浴、洗髪ができなくなります。手術を受けられる前には、体を清潔にしておきましょう。
手術中や手術後、ベットで安静にしていると心臓に帰ってくる血液の流れがゆっくりになり、血のかたまりを形成することがあります。この血栓形成(エコノミー症候群)を予防するには、下肢の運動が有効です。手術前から寝たままの姿勢で、足首や足の指を動かす運動を行いましょう。患者さんの状態に応じて、弾性ストッキングや機器を用いた下肢のマッサージを行います。主治医や手術室看護師から説明を行います。
月額医療費が自己負担限度額を超えて高額になる場合、後から加入している保険者から払い戻しを受けることができる高額療養費制度を利用できます。
しかし、後から払い戻されるとは言え、窓口で一時的に大きな支払いが必要になります。
事前に、保険者に「限度額適用認定証」を提示いただくと、1ヵ月(1日~月末)の窓口での支払いを自己負担限度額に留めることができます。入院費用が高額になりそうな場合は、ご加入の医療保険者にお問い合わせください。
入院手続きには次の書類が必要です。
※ 当医療センターでは、「入院セット」(有料)をご利用いただくことができます。
また、病院指定の紙おむつも、有料でご利用いただくことができます。
詳しくは下記をご覧いただくか、本館1階「入院セット説明ブース」にお立ち寄りください。
担当の患者さんから当医療センターでの入院と連絡がありましたら、治療や看護の参考のため、お手数ですが、患者総合支援センターへサマリー(入院時情報提供用紙)を入院日までに、FAXしてください。入院時ご持参いただける場合は、入院病棟の看護師にお渡しください。
また、当医療センターは積極的にカンファレンスを行っていますので、ぜひご参加いただけますようお願い申し上げます。
お問い合わせ先
患者総合支援センター
直通電話 073-421-8190 / 073-421-8192
F A X 073-400-7383
受付時間 9:00~17:30
(土日祝、年末年始、5月1日(創立記念日)を除く)
※ 院内での撮影・録音・SNS等への投稿については、こちら
※ 諸事項をお守りいただけない場合、退院していただくことがあります。
当医療センターは、急性期一般入院料1、入院時食事療養(Ⅰ)の承認病院です。
ご家族等への病状説明については、原則として平日9:00から17:30の間に行います。時間は、担当医(もしくは当番医)の外来・手術・検査・処置以外の時間となりますので、ご了承ください。
当医療センターでは、それぞれの医師が専門化した技術を持っています。
その技術を活かすため、入院中は外来とは別の医師が担当する場合があります。
また、当医療センターは厚生労働省臨床研修指定病院でもありますので、研修医が担当医に加わったり、途中で交代する場合もあります。
当医療センターでは、1人の患者さんに対し、特定の医師が昼夜を問わず継続的に診療する『主治医制』から、多くの診療科で夜間や土・日・祝などは当番医が対応する『当番医制』に移行しています。
具体的には、夜間・休日には原則として担当医以外の当番医が対応いたします。
(緊急処置を要する場合や、お亡くなりになられた場合の対応なども含まれます)
当医療センターでは、多数の入院患者さんがおられ、当番医は、同時に複数の患者さんを対応したり、救急外来で診療を行うことがあります。
そのような場合は、原則として救急性の高い患者さんから対応するため、対応までに待っていただく時間が発生する場合があります。予めご了承お願いします。
盗難予防のため、多額の現金や貴重品をお持ちにならないようお願いいたします。
義歯・眼鏡・補聴器などは、入院中も患者さんおよびご家族が自己責任のもと管理するようお願いします。万一紛失された場合、当医療センターでは責任を負いかねます。
義歯・眼鏡・補聴器などは、検査・手術などに伴って着脱することがあるため、入院時にそれぞれの保管ケースを必ずご持参ください。
当医療センターは、救急医療や高度専門医療を提供する急性期医療機関です。
国は全国の病院の機能をより鮮明にしていくことによって、効率のよい医療を行うことを目指し、救急医療を行う急性期医療機関、回復期や療養が必要な患者さんのための回復期、療養型医療機関の機能分離政策を進めています。
当医療センターにおいても、急性期の治療が終わり、病態が安定し、主治医の許可がおりましたら、退院の手続きをしますので、ご理解のうえ、ご協力の程お願いいたします。なお、病状や治療の状況などによっては、他の医療機関への転院を提案し、手続きさせていただく場合もあります。
また、退院は、基本的に午前中にお願いします。
当医療センターでは、退院に関しての困りごと(介護、療養場所に関することなど)、転院に関する相談(転院先に関すること、転院先との調整など)を支援する社会福祉士、看護師を配置しています。退院や転院に関するご心配があり、相談されたい場合は、病棟スタッフまでお声かけください。なお、社会福祉士や看護師からお声かけする場合もあります。
〇具体的には、
退院前訪問とは、疾病や障害により、退院後も医療管理・処置が必要になった患者さんやADLが低下している患者さんに対して、退院後の生活の場である自宅の状況を入院中に確認し、医療的ケアや生活の方法について検討するために行っています。
平成30年2月から開始し、これまで在宅での療養環境の確認(自宅の出入りや排泄、入浴などの行動が安全にできるかなど)、福祉用具の選択(ケアマネジャーや福祉用具業者との同行訪問)のために訪問しました。
退院前訪問を実施することは、患者さん・ご家族の退院に対する不安を緩和し、円滑に退院するために非常に有用で、実際の生活空間で問題点が確認でき、自宅退院するために必要な退院支援内容を明確にできます。
退院後訪問は、医療ニーズが高い患者さんが安心・安全に在宅療養に移行し、在宅療養を継続できるようにするため、また、退院支援や訪問看護ステーションとの連携のために、退院後に患者さんの自宅を訪問します。訪問看護ステーションの看護師と同行することもあります。
平成28年12月より開始し、これまでに気管切開、中心静脈栄養、在宅酸素、腹膜透析、人工肛門の管理が必要な患者さんへの訪問を行っています。人工肛門の管理状況の確認に訪問した患者さん・ご家族からは、「不安が解消された。安心した」との声をいただいています。