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救急のご案内


救急受診案内

当センターは、休日、夜間を問わず24時間体制で診療を行っています。ただし、救急外来では、重症な患者さんの治療が優先されます。
そのため、患者さんの病状によっては、診察の順序が前後したり、待ち時間が長くなることがありますので、ご了承ください。

また、具合の悪い方は早めに受付にお申し出ください。

受診について

受診を希望される場合は、事前に救急受付までお電話いただき、症状、年齢、性別、来院予定時間などをお伝えください。
受診のご案内をいたします。ご来院の際は保険証をお持ちください。

電話番号 073-422-4171(代表)

救急受付

受付

本館北側 救急外来入口から入退館ください。インターフォンでの来院確認が必要です。
診察申込書にご記入いただき、保険証と合わせて受付窓口にご提出ください。

受診された方は、医療費などに加えて、時間外選定療養費を負担いただく場合があります。

診察

緊急手術や重症、急変患者さんの診療のため、診察をお待ちいただくことや診察を一時中断することがあります。また、診察の順番は患者さんの状態によって多少前後する場合があります。

会計

基本的に当日精算を行っていますが、場合によっては、「一時預り金」をお願いする場合がありますので、ご了承ください。


高度救命救急センター

救命救急センターは救急医療体制の完結部分を担い、一次・二次医療機関と消防(搬送機関)と密な連携を取り、最重症患者を最優先として診療しています。

全国で約290施設ある救命救急センターのうち、広範囲熱傷、四肢切断、急性中毒などの特殊救急患者も診療する体制を24時間365日備える高度救命救急センター (※1)に認定された全国42施設の中のひとつです。(※1:2011年4月1日付で指定)

当救命救急センターでは、救急科指導医専門医と各診療科の濃厚なバックアップのもと、自己受診される患者さん(walk in患者さん)、他医療機関からの紹介患者さん、救急搬送患者さんまで受診形態を問わず広く『全例応需』をモットーにして治療にあたっています。これは、急性心筋梗塞や、時間単位で状態が悪化する肺炎など、Walk in患者さんの中にも少ないながら手術や集中治療を必要とする重症患者さんが含まれており、受診形態のみでは重症度を選別できないと考えるからです。

また、救急車の同時複数台の搬入、複数の傷病者の対応などにも適切にマネジメントできるよう看護師や医師の人員配置、トリアージシステムの運用など、高度救命救急センターとして、多くの患者さんに対応できる体制整備を図っています。

応需率は、2017年度に91.1%まで低下しましたが、院内の体制整備を行い、2019年度には99.4%に改善しています.

 

当救命救急センターは、救急外来、集中治療室、救命救急病室より構成されています。

救急外来

搬送方法別患者数

救急外来では、2015年4月より時間外選定療養費を徴収することとなり、受診患者数は割減少しましたが、最近数年は横ばいで、年間約22,000人の救急患者(うち救急車による搬送は約7,500人)を受け入れています。

時間帯別救急患者数

時間帯別では、時間外(6:00~9:00、17:30~22:00)が半数強を占めています。

傷病区分別患者数

2019年度の救急患者を傷病区分別に分類すると、内因性が62.0%、外因性が38.0%でした。内因性では消化器系が多く、外因性では頭部外傷、四肢外傷の順でした。

収容先別入院患者数

2019年度の救急外来からの入院患者数は7,209人であり、このうち救命救急センターへの入院は61.8%です。

集中治療室

30床あり、救急外来からの最重症患者さんを治療する救命救急センターICUが22床、院内急変や術後患者さんを診療する院内ICUが8床です。

集中治療室の入室患者の内訳は、

■内因性疾患 約75%
■外因性疾患 約25% 

となっており、急性心筋梗塞や呼吸不全、急性腎障害、多発外傷、敗血症、急性薬物中毒といった救急疾患から、大手術後(心臓手術、食道がんなど)などの重症患者さんの急性期を治療します。高度救命救急センターである当センターでは、多発外傷や広範囲熱傷、薬物中毒の症例も多く扱います。

救命救急病室

救急外来から入院が必要な患者さんで、集中治療室での治療は必要ではないが、重症で綿密な管理が必要な患者さんが入院するところです。年間約2,500名の患者さんが入院し、病状が安定すれば一般病床に転病棟します。平均入室期間は1.5日です。


ドクターカー

2016年よりステーション方式のドクターカー体制を試験的に導入し、2017年1月16日より常設型(24時間運用)和歌山市救急ワークステーションの運用を開始しました。このことにより、より早く重症患者さんにアプローチし、治療を開始できるようになり、患者さんの救命率の向上につながっています。

119番通報

現場の救急隊

ドクターカー出動基準にあてはまる場合、24時間いつでも出動

2019年度は479回の出動依頼のうち、337件出動(応需率70.4%)しました。このうち、日赤和歌山医療センターで受け入れたのは267件(79.2%)、他院に搬送した件数は70件(20.8%)でした。


STEMI症例の治療開始までの時間(病院到着から血管撮影室入室までの時間)は、通常救急車が59分に対して、ドクターカーは37分と短縮していました。



人材教育


当センターでは、院内だけでなく院外からも積極的に初期研修医、専攻医(後期研修医)の研修を受け入れており、ER教育を行っています。2019年度は、他院から初期研修医を20名受け入れました。
ベッドサイドでの教育(身体所見の取り方、検査や診察手技、臨床推論、病態のアセスメントと治療など)は勿論のこと、日々、症例のフィードバックを救急科スタッフ医師から研修医1人ひとりに行うことで教育効果を高めています。さらに、研修医向けのレクチャー、シミュレーション教育、off the jobの救急診療コース(ICLS、JMECC、CEA注1))など様々な研修会を定期的に開催し、救急診療に対する教育ニーズに応えるプログラムを実践しています。
救急外来では、複数の診療科に及ぶプロブレムを横断的に評価、対応する能力が求められますが、各専門診療科のバックアップのもとで、救急を専門としたスタッフが指導している点が当救命救急センター最大の強みです。救急医療はエビデンスが多くない分野ですが、単なる個人の経験に頼らず、過去の症例報告や研究結果を参考にして、可能な限りエビデンスに基づいた標準的な診療を確立・実践するように努めています。

1)CEA (Clinical expertise Emergency medicine Academy 臨床力向上EMアカデミー)  → https://sites.google.com/view/cea3