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皮膚科


特色

当科の基本理念

和歌山県下で常勤の皮膚科医を擁する基幹病院の1つとして、診断が困難な症例、入院治療を要する症例、総合病院での診療が適正な症例を受け入れ、皮膚科領域での病診提携の一翼を担います。また、総合病院の診療科の1つとして、皮膚症状から内臓疾患、全身疾患等の早期発見や病態把握に努めて他科の診療に寄与することも目指しています。それぞれの事情に合わせた治療の個別化にも取り組んでいます。また、一定の診療方針が決まった後は、通院の便のよい地域医療機関(皮膚科開業医など)への逆紹介も積極的に行っています。
研究的ないし実験的な治療法はほとんど実施しておらず、臨床医学の進歩・発展にあまり貢献していないのは残念ですが、一般病院の立場上やむを得ないと考えます。しかし、保険診療の枠内で治療内容に種々の工夫を試みています。

皮膚科沿革史

昭和21年、皮膚泌尿器科が開設され、昭和48年に皮膚科として分離独立しました。その後、数年ほど非常勤医師による診療を続けている時期がありましたが、昭和61年からは常勤医師2~4名の態勢で診療を続けています。
当科は日本皮膚科学会の専門医研修施設に認定されており、皮膚科専攻医の育成に力を入れています。初期研修医のローテートを受け入れて卒後教育にも携わっています。また、医学生の臨床実習にも協力しています。


スタッフ紹介

医師

辻岡 馨 (つじおか かおる)

役職 部長
卒業年 昭和58年
専門分野 臨床全般
資格 日本皮膚科学会皮膚科専門医
和歌山県立医科大学皮膚科臨床教授
備考 多くの患者さんに満足していただける診療をめざします。

大橋 理加 (おおはし りか)

役職 医師
卒業年 平成19年
専門分野 皮膚科一般
資格 日本皮膚科学会皮膚科専門医
備考 1人ひとりの患者さんに寄り添った診療を心がけてまいります。

奥平 尚子 (おくひら ひさこ)

役職 医師
卒業年 平成21年
専門分野 皮膚科一般
資格 日本皮膚科学会皮膚科専門医
備考 患者さんの気持ちに寄り添い、わかりやすい丁寧な説明と診療を心がけます。
 

澤田 智也 (さわだ ともや)

役職 医師
卒業年 平成30年
専門分野  皮膚科一般
資格  
備考  誠心誠意 患者さんに寄り添った診療をいたします。

奥村 えりな (おくむら えりな)

役職 嘱託
卒業年 平成12年
専門分野  
資格  
備考 小さいお子様や女性も安心して受診して頂ける診察を心がけたいと思います。

外来担当医表

場所

本館3F

受付時間

新患:8時〜11時30分まで
再来:8時〜11時30分まで

注意事項

初診の方はまず本館1階の新患受け付けを済ませていただきます。(受け付けは8時から11時半まで)
皮膚科外来は本館3階の3B受付です。
診察開始は9時から

区分 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
A (交替制)

奥平

(交替制) 大橋 辻岡
BCD 奥平 奥平 澤田 大橋 辻岡
(Bのみ)
大橋 - 奥平 - -
CD - 辻岡 - 辻岡 ★1大橋
★2奥村

(2021年4月1日~)


※区分
(A:紹介予約 B:当日初診 C:予約再診 D:当日再診)
 ★1:第1・3・5 交替制
 ★2:第2・4
※都合により変更する場合もありますのでご了承ください。
※赤字の名前は女性医師です。


診療実績

令和2年度の外来新患者数は2,909人で、そのうち608人が紹介患者さんでした。逆紹介患者数は285人に上りました。皮膚生検数は299件で、乾癬やアトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹に対する生物学的製剤治療症例は40例を超えました。
一方、入院患者さんの原因疾患の内訳としては、蜂巣炎、丹毒など急性膿皮症59例、ヘルペス感染症などウイルス性疾患19例、薬疹、アトピー性皮膚炎、紅皮症、アナフィラキシーなどアレルギー関連疾患12例、自己免疫性水疱症7例、皮膚潰瘍8例、その他(血管炎、膠原病、皮膚悪性腫瘍、乾癬など)9例となっています。


患者さんへ

皮膚病について

皮膚の病気は、よく見かけるもの(水虫、湿疹、かぶれ、じんましん、にきび、いぼ、とびひ、魚の目、日焼け、しもやけ、やけど)から珍しいものまで実に多彩です。そして、たいていの人は皮膚のトラブルを経験したことがあると思います。しかし、皮膚に問題がある人すべてが皮膚科を受診するわけではないようです。
皮膚に発疹があったときには皮膚だけの病気のことも多いのですが、時には内臓の病気のために皮膚にそのサインが出ていることもあります。発疹に着目することで膠原病、糖尿病、内分泌代謝疾患、悪性腫瘍、遺伝病など内臓疾患の早期発見につながることもあります。
皮膚病は、他の病気と違う点がいくつかあります。まず第1に病気が目に見えるものであるということ、第2に経過が長く慢性化するものが多いということ、第3に症状としてかゆみに悩まされることが多いということです。
第1の点から病気の存在が他人にわかってしまいます。皮膚病に関しては一般の人々に偏見があり、皮膚病は何でも他人に移るのではないかと信じ込んでいる人もあります。しかし、実際には伝染する皮膚病は少ないです。私たちは毎日皮膚科の診療をしていて風邪を移されることはあっても、皮膚病を移されることは滅多にありません。
第2に皮膚病は治りにくく慢性のものが多いです。患者さんによっては、一生治らないのではないかと悲観的になって治療を諦めておられることもあり、また逆にわらをもすがる気持ちで民間療法なども含めあらゆる治療法に手を出して大変な重荷を背負っておられこともあります。
第3にかゆみというのも大変つらいものです。じんましんのかゆさは経験しないとわかりません。掻くと悪くなるとわかっていても我慢できないことがあります。

皮膚科への受診

それでは皮膚に何か症状が出た場合はどうしたらよいのでしょうか?忙しいなどの理由で始めから皮膚科に来院できない場合でも、市販の軟膏などを塗布して1週間しても改善しない、あるいは逆に悪くなってくるような時には皮膚科を受診されることをお勧めします。中には早期に適切な治療をすれば、病気が軽く済んだり、治療期間が短くなったりする病気(帯状疱疹、接触皮膚炎など)もあります。受診の時には今まで使っていた薬(塗り薬、飲み薬など)や、さらに皮膚科以外の病気で服用している薬あるいはお薬手帳を持参してくださると助かります。また、顔に発疹がある場合は化粧をせずに来てくださるとありがたいです。
皮膚病に対しては決して恐がったり悲観したりする必要はありません。その人その人にあった対処の仕方があるはずです。私たちはそれを皆さん方と一緒に考えていきたいと思います。

*残念ながら現時点では電子メールでの医療相談などは行っていませんので、外来受診にお越しください。


地域の先生方へ

当科では地域における病診連携の構築という社会的責務を果たすため、紹介患者さんを積極的に受け入れています。曜日は限られますが、診察医師を指定しての予約初診も可能です。紹介の際には、診療の参考とするため、これまでの各種治療歴、検査データ、生検標本、病理報告書、さらに合併症、既往歴などの情報を提供していただけるととても助かります。また、診断や治療方針が確定したのちは、地元の先生方へ逆紹介(できる限りは紹介元の医療機関へ)をさせていただきたいと考えていますので、その節はどうぞよろしくお願い申し上げます。
皮膚という組織は、外と内をわける境界に位置して、多くの要素、要因が集まりあう「萃点」とも言うべき場所です。ここに出現する様々な現象は、その他の臓器、身体機能の異常、不具合と関連していることがあります。こうした観点から、ご紹介下さった患者さんを精査したうえで、しばしば他科の専門医に再紹介させていただくこともあります。


主な設備

紫外線照射装置(ナローバンドUVB、ターゲット型エキシマライト)、電気外科装置、冷凍凝固用液体窒素を配備しています。