ホーム  >  診療科・部門一覧  >  歯科口腔外科  >  基本情報

歯科口腔外科


当科について

ご案内

場所

本館3F

受付時間

新患:8時〜11時30分まで
再来:8時〜11時30分まで

歯科口腔外科へようこそ

歯科口腔外科は顎口腔領域を専門とする診療科です。

口腔とは、口唇(くちびる)から軟口蓋(のどの手前)までの範囲を指し、これに顎骨(あごの骨や、あごの関節)および唾液腺(耳下腺を除く)を加えた範囲が歯科口腔外科の診療範囲です。(歯科ですから、もちろん歯も含まれます)
口腔が担う重要な機能には咀嚼、構音(発声)、嚥下があります。 健全な咀嚼は単に栄養摂取という面だけではなく、食を楽しませ、生活のリズムを作り出します。
明瞭な構音(発声)は、円滑な社会生活の手助けとなります。(話すことだけがコミュニケーションの手段ではありませんが・・・)

嚥下機能が低下すると、口腔内の細菌が食物や唾液とともに気管内に落ち込み、誤嚥性肺炎を引き起こす一因ともなります。
口腔は消化器の入り口であると同時に、呼吸器の入り口でもあるのです。
さらに、口腔は顔面を構成する要素のひとつですからこれらの機能以外にも、審美性(見た目の美しさ)が非常に重要なポイントになります。

当科では顎口腔領域の専門医として、さまざまな顎口腔領域の疾患に幅広く対応しています。また、個々の患者さんの全身状態などに配慮しつつ、機能性および審美性を含めて総合的に判断することにより、口腔を通じた生活の質(Quality of Life)向上を目指して診療に取り組んでいます。

歯科口腔外科外来を受診される方へ

当科では、総合病院歯科口腔外科として、口腔外科・有病者歯科診療および入院患者さんの口腔機能管理に特化した体制を取っています。そのため、一般歯科診療は地域のかかりつけ歯科医院にお願いしています。ご協力くださいますようお願い致します。


【 かかりつけ歯科医院での治療をお願いする主な内容 】
  ・虫歯を治したい
  ・歯の詰め物・被せ物が取れた
  ・入れ歯を作りたい
  ・入れ歯が合わない、割れた
  ・歯石を取りたい
  ・歯が痛い、しみる
 

上記内容でも、口腔外科領域の病気が背景にあり、総合病院での治療が必要となる場合もございます。その際は、かかりつけ歯科医院からの紹介状をお持ちになって受診してください。紹介状をお持ちでない場合は、診療費以外に選定療養費をご負担いただきますので、予めご承知くださいますようお願いします。


スタッフ紹介

医師

平石 幸裕 (ひらいし ゆきひろ)

役職 副部長
卒業年 平成14年
専門分野 口腔外科全般
資格 医学博士
日本口腔外科学会口腔外科専門医・指導医
日本顎関節学会歯科顎関節症専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)
ジャパンオーラルヘルス学会認定医
日本抗加齢医学会専門医
厚生労働省歯科医師臨床研修指導医

清水 航治 (しみず こうじ)

役職 医師
卒業年 平成20年
専門分野  
資格 厚生労働省歯科医師臨床研修指導医
日本口腔外科学会口腔外科認定医

佐武 明日香 (さたけ あすか)

役職 医師
卒業年 平成23年
専門分野  
資格 日本口腔外科学会認定医

池上 なつみ (いけうえ なつみ)

役職 医師
卒業年 平成28年
専門分野  
資格  

竹信 俊彦 (たけのぶ としひこ)

役職 嘱託
卒業年 平成5年
専門分野 口腔外科全般とくに顎変形症の外科的治療
顎顔面外傷、歯槽骨再生、唾液腺内視鏡
資格
日本口腔外科学会口腔外科専門医・指導医
日本顎顔面インプラント学会指導医
厚生労働省歯科医師臨床研修指導医
日本医療情報学会「医療情報技師」
日本がん治療認定医機構暫定教育医(歯科口腔外科)
日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)
岡山大学医学博士
宮崎大学医学部臨床教授
スイスAO財団 AOCMF JAPAN 役員

その他

麻生 万裕美 (あそう まゆみ)

歯科衛生士

資格:日本歯科衛生士会摂食嚥下リハビリテーション認定歯科衛生士

中尾 美恵 (なかお みえ)

歯科衛生士

資格:日本口腔ケア学会3級認定


疾患・治療

総合病院における歯科という特性を活かし、全身的な基礎疾患を持った方の歯科治療や、一般の歯科医院では対応できない口腔外科領域の疾患の治療や手術などを、院内各科と綿密な連携をとりながら行っています。また、院外よりの紹介患者さんにも積極的に応じています。
(紹介状のない場合は、選定療養費が必要です。詳しくは、こちらをご覧ください)
 

平成9年4月より、歯科医師臨床研修施設(単独研修)に指定されています。

 

診療内容

1.下に示したような基礎疾患を有する方の歯科治療
循環器疾患(高血圧症、心疾患など)
脳血管障害
代謝性疾患(糖尿病など)
腎疾患(腎透析中)
血液疾患
その他一般歯科で対応困難な内科的疾患など
2.口腔外科的治療
「親知らず」や、過剰歯などの埋伏歯をはじめとした抜歯
蜂窩織炎や骨髄炎、歯槽膿瘍など感染症の消炎処置
上下顎骨の骨折や、歯の破折、脱臼など外傷の処置
補綴前外科(義歯の安定を良くするための手術)
インプラント埋入手術(人工歯根療法)
顎関節疾患(顎関節症、顎関節脱臼、顎関節腫瘍)
外科的矯正手術(「受け口」などの顎の変形を矯正する手術
上唇小帯や舌小帯付着位置異常に対する形成術
唾液腺疾患(唾液腺炎、唾石症)
顎骨内部や口腔粘膜などに発生した様々な良性腫瘍
悪性腫瘍(口腔がん)
3.顎関節症の治療 (顎関節)
口を開けたときに痛い、音が鳴る、口が開きにくいなど様々な症状を引き起こす顎関節症に対し、症例に応じ下記のような治療を組み合わせて行っています。

スプリント(マウスピース)療法
マイオモニター(電気刺激)療法
薬物療法
関節注射、関節洗浄療法
顎関節内視鏡手術
関節円板切除術などの手術
4.舌痛症、口腔乾燥症などの治療
はっきりした原因がわからないのに舌などの口腔粘膜が痛む(ひりひりする)、乾燥する、味がしない(わかりにくい)などの症状を訴える方が増えています。
これらは全身的な要因(ビタミン類や亜鉛の摂取不足、過労、睡眠不足、老化、更年期障害、薬の副作用など)や、ストレスなどの精神的要因、あるいは不良な歯科補綴物の存在など様々な要素が絡み合って出現します。

当科では漢方薬を使用した東洋医学的アプローチを含め、患者さんの病状にあわせて治療を行っています。
5.睡眠時無呼吸症候群の治療
睡眠中に呼吸が断続的に停止する睡眠時無呼吸症候群の有効な治療法の一つに就寝時に歯科装具(マウピース)を装着する方法があります。
この療法は非常に簡便で、かつ有効性の高い療法として注目されております。

当科では呼吸器内科と連携し、睡眠時無呼吸症候群の治療に使用する歯科装具を製作しています。
6.周術期等口腔機能管理(口腔ケア)
平成24年度より、全身麻酔での手術(がん、心血管系、人工関節など適応手術あり)、がん化学療法、放射線治療、緩和医療を行う患者さんに対する周術期等口腔機能管理の保険点数が新設されました。専門的口腔ケアの介入により、誤嚥性肺炎などの術後合併症やがん化学療法、放射線治療に伴う口腔粘膜炎などの有害事象を減少させることが示されています。

当科でも積極的に院内関連各科、および、地域医療期間と連携し、口腔ケアを推進しており成果を上げています。