救急外来は、救急車で搬送される患者さんの他に、院内発症の急を要する患者さんにも迅速に対応しています。救急外来を受診するにあたり、次の3点のご了承をお願いします。
当医療センターの救命救急センターのうち、外来部門を担っています。開業医の先生方や患者さんからの「救急で診てほしい」の声に応えられるよう、院内各科の協力を得て、内因性・外因性、重症度、救急車の利用か自家用車での来院かなどに関係なく、原則として断らずに受け入れています。
役職 | 部長 院長補佐 |
---|---|
卒業年 | 平成元年 |
専門分野 | 脳卒中、頭部外傷、災害医療 |
資格 | 医学博士 日本脳神経外科学会脳神経外科専門医 日本脳卒中学会脳卒中専門医 日本脳神経外傷学会専門医・指導医 日本社会医学会指導医 日本DMAT隊員(統括DMAT) 和歌山県統括災害医療コーディネーター 日本赤十字社災害医療コーディネーター |
関連するページ | 「公開講座(赤十字県民大学)」令和3年度動画「南海トラフ地震に備えて」 |
役職 | 副部長 |
---|---|
卒業年 | 平成17年 |
専門分野 | 集中治療、救急 |
資格 | 日本救急医学会救急科専門医 日本内科学会認定内科医 日本プライマリ・ケア連合学会指導医 日本内科学会JMECCインストラクター 日本救急医学会ICLSインストラクター |
役職 | 副部長 |
---|---|
卒業年 | 平成18年 |
専門分野 | 集中治療・急性血液浄化 |
資格 | 日本集中治療医学会集中治療専門医 日本透析医学会透析専門医 日本救急医学会救急科専門医 日本腎臓学会腎臓専門医 日本内科学会認定内科医 日本DMAT隊員(統括DMAT) |
役職 | 医師 |
---|---|
卒業年 | 平成22年 |
専門分野 | 集中治療、ER型救急 |
資格 | 日本集中治療医学会集中治療専門医 日本救急医学会救急科専門医 日本救急医学会ICLSアシスタントインストラクター |
役職 | 副部長 |
---|---|
卒業年 | 平成20年 |
専門分野 | ER型救急、中毒 |
資格 | 日本救急医学会救急科専門医、指導医 日本中毒学会認定クリニカル・トキシコロジスト 日本集中治療医学会専門医 日本救急医学会ICLSディレクター 日本救急医学会JATECインストラクター SHEAR(緊急気道管理コース)インストラクター 臨床研修指導医 |
役職 | 医師 |
---|---|
卒業年 | 平成22年 |
専門分野 | 消化器一般外科 |
資格 | 日本外科学会外科専門医 / 社会医学系専門医 日本 Acute Care Surgery 学会 / 日本救急医学会会員 日本 EMDR学会人道支援プログラム委員 日本救急医学会JATECインストラクター 日本災害医学会MCLSインストラクター 日本外科学会ATOMプロバイダー 周生期医療支援機構ALSOインストラクターキャンディデイト 国際医療救援登録要員 / 国際人道法普及担当 |
役職 | 医師 |
---|---|
卒業年 | 平成23年 |
専門分野 | 消化器一般外科 |
資格 | 日本救急医学会救急科専門医 日本外科学会外科専門医 |
役職 | 医師 |
---|---|
卒業年 | 平成26年 |
専門分野 | 消化器一般外科 救急 |
資格 | 日本外科学会外科専門医 日本救急医学会救急科専門医 麻酔科標榜医 日本ACLS協会ACLSリードインストラクター |
役職 | 医師 |
---|---|
卒業年 | 平成28年 |
専門分野 | 外傷・救急 |
資格 | 日本救急医学会救急科専門医 社会健康医学修士(MPH) 日本ACLS協会ACLSインストラクター 日本DMAT隊員 |
役職 | 医師 |
---|---|
卒業年 | 平成31年 |
専門分野 | 救急一般 |
資格 |
役職 | 医師 |
---|---|
卒業年 | 令和2年 |
専門分野 | 救急一般 |
資格 |
役職 | 医師(兼) |
---|---|
卒業年 | 平成15年 |
専門分野 | 感染症診療、救急、ICT業務 |
資格 | 日本内科学会総合内科専門医 日本感染症学会感染症専門医 日本救急医学会認定救急科専門医 |
役職 | 医師(兼) |
---|---|
卒業年 | 平成19年 |
専門分野 | 感染症診療 |
資格 | 公衆衛生学修士(MPH) 熱帯医学衛生学位(DTMH) 日本感染症学会感染症専門医 日本内科学会認定内科医 インフェクションコントロールドクター(ICD) 国際渡航医学認定(CTH) |
役職 |
医師(兼) |
---|---|
卒業年 |
平成25年 |
専門分野 | 腎臓内科・集中治療(急性血液浄化) |
資格 |
日本内科学会認定内科医 |
新型コロナウイルス感染症による受診差し控えの影響を受け、2020年度は19,101人へと大きく減少しました。
救急車・自己来院共に減少し、救急車搬送は6,660件です。
内因性疾患が61.4パーセントを占めています。前年度以前と比較すると、新型コロナウイルス感染症発生による受診差し控えの影響を受けやすい内因性疾患の割合が減少しています.
受診控えの影響を受け、時間内・時間外・深夜のいずれの時間帯も患者数は減っています。
当医療センターは各科の協力をいただきながら救急運営を行っています。救急対応が必要と判断された患者さんは、救急科・集中治療部で対応します。その際、いくつかお願いしたいことがあります。
2015年4月から、17時30分~翌9時および土日休日受診時には時間外選定療養費を徴収しています。
対象外となる例は、以下のとおりです。
対象時間に受診させる場合、FAXで構いませんので紹介状による情報提供をお願いします。
当医療センターには多数の患者さんが来院します。
重症患者さんを選別し、重症度に応じて治療開始の優先順位を決める「救急トリアージシステム」を採用し、重症患者さんから優先的に治療しています。
この「救急トリアージシステム」はカナダで開発されたCTAS(Canadian Triage and Acuity Scale)をもとにして、我が国で開発されたJTAS(Japanese Triage and Acuity Scale)を用いており、訓練を受けた看護師が数分間で緊急度を判定しています。
当医療センターは和歌山県内最大の公的病院であり、2011年4月から高度救命救急センターに指定されています。
当救命救急センターは、救急外来、集中治療室(ICU)、救命救急病室より構成されており、日本救急医学会救急科専門医指定施設、日本集中治療医学会専門医研修施設等、各学会の施設認定を受けています。
・各学会認定・指導状況一覧についてはこちらをご参照ください。
救急外来はER型救急で、「全例応需」をモットーに、22,000人/年(うち救急車7,500台/年)の救急患者さんの診療を行っています。
救急部だけでなく、集中治療部、神経救急部、外傷救急部を備えており、内科的救急疾患、心肺停止蘇生後、脳卒中・重症頭部外傷、多発外傷の超急性期医療を専門スタッフからの指導を受けながら実施しています。
ICUの特色として、semi-closed ICU形式で各科と協力しながら診療を行っています。 救命救急センターに搬送されてくる3次救急患者を対象とした集中治療室(救命 ICU,12床)と、院内手術後・院内急変患者を対象とした集中治療室(院内 ICU,8床)から構成され、内科的救急疾患、心肺停止蘇生後、外傷などさまざまな疾患の集中治療を研修することができます。
ER診療を専門として国内の第一線のER施設で研鑽を積んだ指導医が在籍しており、できるだけ根拠に基づいた診療方針決定ができるよう世界標準のガイドラインや文献をもとに後進の指導を行っています。
救急診療や手術での実地修練(On the job トレーニング)を中心にして、広く臨床現場での学習を提供するとともに、各種カンファレンスなどによる知識・技能の習得の場を提供しています。
ベッドサイド教育、研修医向けレクチャー、シミュレーション研修、Off the jobトレーニング、臨床研究の指導等にも力を入れています。
当医療センターが関わるコース、勉強会の実績
2017年からドクターカーを運用しています。常設型和歌山市救急ワークステーションとして、ドクターカー出動基準に当てはまる場合、24時間いつでも出動しています。
ドクターカーは年間400件出動しています。
和歌山県災害拠点病院として、被災時に最善として医療を提供し続けるための設備があり、人員の教育を実施しており、常備救護班、日本DMAT隊員も有しています。入職後、救護班やDMAT隊員資格取得の上で災害医療に従事することも可能です(日赤災害医療コーディネータ、日本DMAT統括DMAT2名在籍)。
国際医療救援も積極的に行っています。日本赤十字社の国際医療救援拠点病院であり、指定の研修を修了して派遣職員に登録されることで、国際医療救援に参加可能です。
専門研修連携・協力施設で、ER型救急だけでなく、外傷や災害医療を中心とした研修も受けられます。
日本赤十字社和歌山医療センター救急科研修プログラムの専門研修施設群は、和歌山県と大阪府、兵庫県、千葉県にあります。中核市の救急医療(日本赤十字社和歌山医療センター、和歌山県立医科大学附属病院、福井県立病院)、地方都市の救急医療(東京ベイ・ 浦安市川医療センター、国立病院機構南和歌山医療センター、和歌山労災病院、公立那賀病院、橋本市民病院、紀南病院、新宮市立医療センター、野崎徳洲会病院)、外傷を中心とした救急医療(兵庫県災害医療センター、りんくう総合医療センター)まで、広範囲にわたる医療を経験できます。
①抄読会
初期研修医がスタッフの指導を受けながら、救急集中治療領域の最新文献について、背景となる基礎知識と文献の内容をまとめ、発表を行います。
②ミニレクチャー
スタッフが初期研修医向けに行うレクチャーです。テーマは、一般的な診療知識(抗菌薬の使い方、検査値の読み方等)、救急集中治療領域のジャーナルクラブ、災害医療、公衆衛生等、多岐にわたります。
③ICUリハビリカンファレンス
ICUスタッフ、理学療法士、看護師で回診を行い、ICU入室患者さんのリハビリの方針を決定します。
④救命救急センターカンファレンス
ICU入室患者さんについて、入室後経過を共有し、主科担当医と治療方針の検討を行います。研修医にとっては、受け持ち患者さんの症例プレゼンテーションを行い、上級医からフィードバックを受ける等、教育の場にもなっています。
⑤救急症例検討会
ER患者さんについて、重要症例を中心に振り返りを行います。
⑥救急疾患検討会
初期研修医がスタッフの指導を受けながら、ERにおける重要疾患について、知見をまとめ、発表を行います。
これらの他にも、ERでのシミュレーション研修、関連診療科との合同カンファレンスやICUスタッフが参加するRST・NSTラウンド等が随時行われています。
下記のお問い合わせフォームを開き、① 問い合わせ種別の「採用・見学」を選び、②「職種」にご用件に関するタイトルを入力の上、「お問い合わせ内容(自由記載欄)」に詳細をご記入ください。
当集中治療部は、23,000人/年の救急受診者数を誇る高度救命救急センターの集中治療室 Emergency ICUと、院内大手術後や院内急変患者を対象とする Surgical / General ICUとを兼ね備えた日本でも数少ない施設です。ICU病床数は和歌山県の病院で最多です。運営形式は限りなくclosed寄りのsemi-closed ICUであり、全身管理にとどまらずさまざまな病態の診断・治療をチームの中心となって行っています。EmergencyやSurgicalの一方に偏らない総合的な集中治療を学びたい方にはお勧めです。
また、スタッフは高度救命救急センター救急外来も交代で担当しています。当救急センターは日本救急医学会の救急科専門医指定施設であり、当救急・集中治療部の研修で集中治療専門医と救急専門医の両方が取得可能です。
見学、研修とも随時受け付けています。
見学・研修に関するお問い合わせ
日本赤十字社和歌山医療センター 研修課
Tel. 073-422-4171㈹
採用に関するお問い合わせ
日本赤十字社和歌山医療センター 人事課
Tel. 073-422-4171㈹
Fax. 073-426-1168
以下のテーマを中心に学術活動に日々取り組んでいます。