産婦人科医、腫瘍内科医、乳腺外科医、消化器内科医、耳鼻咽喉科医、認定遺伝カウンセラーからなるチームで遺伝性のがんが疑われる方、ご家族の色々な悩みや相談ごとについて正しく適切な情報提供・支援を行います。
家系内に同種のがんが多発、若年発症、複数がん発症など遺伝性のがんが疑われる方やご家族、がん遺伝子パネル検査やがん治療薬剤の選択における検査で遺伝性腫瘍の原因遺伝子に変化の認められた方を対象に検査・治療していきます。
ご自身に遺伝的がんリスクがある可能性の有無を知っておくことは、治療や予防を考える際に有用な情報となる一方で、家族や社会的状況との関わりについて心配事が出てくる場合もあります。一人ひとりの状況に応じて適切な情報提供を行い、よりよい選択ができるように遺伝性腫瘍ユニット全体で支援していきます。
乳腺外科医と産婦人科医が合同で月1回カンファレンスを行って情報を共有し、診療方針を相談しています。当医療センターでは、がんを発症しているHBOC患者さんに対するリスク低減卵巣卵管切除術(RRSO)、リスク低減乳房切除術(RRM)、乳房造影MRIが保険適用で施行可能です。
さらに、がん未発症者に対するリスク低減卵巣卵管切除術(RRSO)、リスク低減乳房切除術(RRM)も施行でき、家系全体の健康管理について相談・適切な検診予防医療を提供することが可能です。こちらは、自費診療です。
固形がんに対する免疫チェックポイント阻害剤(がん細胞によって抑えられていた患者さん自身の免疫機能を再び活性化させる薬)の適応判断のためのMSI検査(遺伝子の特徴的な配列であるMSI=マイクロサテライトに変化がないか調べる検査)で陽性(MSI-high)となった方、大腸がんや子宮体がんの家族歴や若年発症などでリンチ症候群の可能性があると指摘された方を対象に、カウンセリングを行い、必要に応じ確定診断を目的とした検査を行います(自費診療)。
リンチ症候群と診断のついた方には、変化の早期発見のために、大腸内視鏡検査や子宮内膜細胞診、経腟超音波などを含む各種検査を継続的に実施することを勧めています。
PTEN過誤腫症候群(Cowden症候群)、多発性内分泌腺腫症、家族性大腸腺腫症などの遺伝性腫瘍に関しても、パネル検査を含んだ検査の提供、各臓器の専門医と協議・協力のもとで適切なサーベイランス(継続的チェック)を相談いただけます。
場所 |
本館2階(2B) |
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受付 |
新患:完全予約制 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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担当医 |
- | - | 豊福 | - | - |
認定遺伝カウンセラー |
- | 秋丸 (第4) |
秋丸 (第2・第3) |
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(2024年10月1日~)
※都合により変更する場合もありますのでご了承ください。
※赤字の名前は女性医師です。