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チーム医療


院内感染対策チーム(ICT:Infection Control Team)

病院にはたくさんの病気の患者さんが集まるため、さまざまな病原体が潜み、免疫力の低下した患者さんが感染しやすい環境にあります。当医療センターでは患者さんがこうした感染症にかかることなく、安心して病気の治療に専念できるように、それぞれの医療従事者あるいは部署ごとだけではなく、感染対策チームを組み力を合わせて院内感染対策に取り組んでいます。

「手洗いの徹底」は、感染症を防ぐ最も有効な手段です!

活動メンバー

2021.8.12現在

・感染管理医師を含む医師 5人
・感染管理認定看護師 2人
・抗菌化学療法認定薬剤師および感染制御認定薬剤師を含む薬剤師 5人
・感染制御認定臨床微生物検査技師および認定臨床微生物検査技師を含む臨床検査技師 4人
・事務職員 2人

主な活動

感染制御チーム(ICT)は、安全・安心な医療を提供するため、院長直属の機関として院内感染防止対策を推進することを目的とし、感染管理室を中心とした現場における実践チームとして設置されています。院内・院外の関連する部署と組織横断的な活動を行っています。

・耐性菌、その他医療関連感染症などのサーベイランスの実施
・各部署へのラウンドによる環境衛生や感染対策実施状況の確認
・職員への院内感染に関する教育および指導
・職員の職業感染対策
・院内感染に関するコンサルテーションの実施
・アウトブレイク時における調査および介入
・ファシリティマネジメント(清掃・空調・廃棄物関連)
・ICTニュースの発行および電子カルテ掲示板による感染防止対策の啓発や広報
・地域連携

2020年度 活動実績例

コンサルテーション件数


栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)

活動メンバー

2021.8.12現在

・医師 2名
・歯科医師 1名
・看護師 4名
・薬剤師 3名
・管理栄養士 3名
・臨床検査技師 1名
・言語聴覚士 2名
・NST専門療法士 2名
・NSTコーディネーター 1名

主な活動

栄養サポートチーム(NST:nutrition support Term)とは、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士など栄養管理に関する専門知識を有した多職種からなります。病気の治癒促進および感染症等の合併症予防を目的として回診を実施し、栄養管理の提案を行っています。

週1回チームでカンファレンス、ラウンド(病棟回診)を行っています。個々の患者さんの体格や病状にあわせて、適切な栄養投与量・投与方法等を主治医に提案しています。

活動実績 2020年度

1ヵ月平均介入人数 7.1人
2020年度 算定件数
栄養サポートチーム加算 112件
歯科医師連携加算 87件

NST介入理由


緩和ケアチーム(PCT:Palliative Care Team)

がんという病気によっておこる身体やこころなどのつらさや困難を和らげるとともに、患者さんとそのご家族が、自分らしい生活を送れるようにサポートをするチームです。また、患者さん、ご家族、地域住民、院内外の医療従事者に対して、早期からの緩和ケアの普及に努めています。

活動メンバー

2021.8.12現在

・緩和ケア内科医師 1名
・心療内科医 1名
・消化器内科医師 1名
・麻酔科医 1名
・がん看護専門看護師 1名
・がん性疼痛看護認定看護師 1名
・認定がん専門相談員 1名
・薬剤師 2名
・公認心理士 1名
・社会福祉士 2名
・理学療法士 2名
・作業療法士 2名
・管理栄養士 4名

主な活動

・入院中のがん患者さんとご家族、院内のスタッフからのコンサルテーション(相談)への対応
・緩和ケアに関する教育の企画・運営(緩和ケア研修会、各種講演会など)
・早期からの緩和ケアの普及活動
・マニュアルの整備
・苦痛のスクリーニング見直しなど

活動実績(2020年度)

相談依頼件数

主な相談内容


虐待等対策委員会

活動メンバー

2021.8.12現在

・形成外科医師 1名
・救急科医師 1名
・産婦人科医師 1名
・小児科医師 2名
・整形外科医師 1名
・看護師 4名
・公認心理師 1名
・社会福祉士 2名
・事務職員 3名

主な活動

児童、障害者、高齢者に対する虐待や配偶者等に対する暴力(以下、虐待等)の予防や早期発見について検討・対応を行っています。虐待等かどうかを見分ける、加害者をさがすことが目的ではなく、被害を受けた方の安全や権利を守りつつ、ご家族や被害を加えてしまった方を含めた支援を行い、安心して生活・療養をしていただけるようにサポートしています。

活動実績(2020年度)

個別の事例に対応をするとともに、委員会を開催し、対応や体制について協議しています。また、地域の関係機関と情報を共有するための取り組みも行っています。


抗菌化学療法レジメンサポートチーム(AST:Antimicrobail Stewardship Team)

抗菌化学療法レジメンサポートチーム(AST;Antimicrobial Stewardship Team)は、感染症診療の質・安全性と効率性を継続的に向上させ、薬剤耐性菌(AMR)対策として患者さんへの抗微生物薬の使用を適切に管理・支援することを目的として、院長直属の感染管理室の一部門として設置されています。

活動メンバー

2021.8.12現在

・感染管理室長 1名(感染症指導医・ICD)
・ASTリーダー 1名(感染症指導医)
・ASTサブリーダー 1名(AST専従薬剤師)
・医師 5名
・看護師 3名
・薬剤師 6名
・臨床検査技師 4名
・事務職員 2名

主な活動

・届出制・暫定使用抗微生物薬モニタリング
・血液培養モニタリング
・抗微生物薬使用モニタリング
・特定集団に対するモニタリング(長期使用例等など)
・主治医へのフィードバック(定期的なASTラウンド等)
・コンサルテーション応需(TDMを含む薬剤師相談・看護師相談・感染症内科受診等)
・抗菌薬適正使用支援加算に係る報告書作成
・血液培養の採取率(医療の質指標等)
・アンチバイオグラム作成
・定期的な指標評価(J-SIPHEデータ等)
・抗菌化学療法レジメン適正使用支援研修(年2回以上)
・抗微生物薬マニュアルの作成・改訂と普及(抗微生物薬パス/セット等)
・採用抗微生物薬の見直し
・感染症地域連携・相談応需(感染防止対策加算1・2医療機関、和歌山感染危機管理支援ネットワークWaICCS、日赤AST連携ネットワークJACN等)

活動実績


呼吸療法サポートチーム(RST:Respiratory Support Team)

活動メンバー

2021.8.12現在

・医師 3名
・歯科医師 3名
・集中ケア認定看護師 4名
・皮膚排泄ケア認定看護師 1名
・看護師 1名
・理学療法士・呼吸療法認定士 5名
・臨床工学技士・呼吸療法認定士 3名
・臨床工学技士 1名
・事務職員 2名

主な活動

・臨床工学技士による毎日2回のラウンド
・週一回の全職種による呼吸ケア回診(口腔ケア、ポジショニング、排痰訓練
・リハビリテーション、人工呼吸器離脱などの指導助言など)
・病院内外を対象とした講習会の開催
・人工呼吸療法に関わるマニュアルの作成や物品の選択・統一

活動実績(2020年度)

・第12回日赤和歌山ルネサンス
一般演題発表
演題名:「N気管切開チューブ逸脱・迷入に対する安全対策とその効果」
発表者:池上 達義

演題名:「NPPVマスクによる医療関連機器圧迫創傷の発生予防」
発表者:浦木 由美子


褥瘡対策チーム

活動メンバー

2021.8.12現在

・医師 7名
・皮膚・排泄ケア認定看護師 3名
・看護師(褥瘡リンクナース) 80名
・薬剤師 1名
・管理栄養士 1名
・理学療法士 3名

主な活動

1.褥瘡リンクナース会議(年10回):ポジショニング大会、おむつ当て大会 
2.弾性ストッキングのマニュアルつくり
3.エアーマットの標準設定を各エアーマットに掲載
4.褥瘡予防具の調査(年1回)
5.褥瘡カンファレンス1週間に1回症例検討、月1回は褥瘡回診
6.褥瘡院内発生報告(月1回)
7.褥瘡診療計画書立案率の報告(月1回)
8.褥瘡ハイリスクラウンド(体圧分散寝具の選択や設定をチェック)
9.褥瘡チーム員をRSTやNSTに参加して、情報共有

活動実績(2020年度)

1.12月にポジショニング大会
1位10B 2位S13 3位ER⇒背抜きが正しくできていないことが判明。
2.弾性ストッキングのマニュアル作成。
3.褥瘡診療計画書立案率も年間平均92.8%と前年度より約5%アップした。
4.医療関連機器圧迫創傷は弾性ストッキングによるものが増加し、褥瘡は除圧不足やずれによるものが多かった。


せん妄・認知症ケアチーム

活動メンバー

2021.8.12現在

・日本精神神経学会専門医・精神保健指定医 1名
・日本神経学会専門医・内科学会総合内科専門医 1名
・日本認知症学会専門医 1名
・認知症看護認定看護師 1名
・看護師 1名
・薬剤師 1名
・理学療法士 1名
・管理栄養士 2名
・精神保健福祉士 1名

主な活動

・認知症患者さんや、せん妄を発症された患者さんが落ち着いて入院生活を過ごすことができるよう、病棟・外来看護師などのスタッフとともに看護ケア方法について話し合いを行います。また、ご家族や患者さんを支援いただける方に、本人さんの普段のご様子を伺うとともに、お困りのことについて検討し、患者さん自身への対応方法についてアドバイスするほか、当医療センターの退院支援部門や、他の保健医療機関、地域包括支援センター、福祉事業所などと連携してフォローしています。

・認知症のある方のへの理解を深めるため、研修会や認知症サポーター養成講座を定期的に実施しています。参加職員は医師、看護師、薬剤師、事務職員など多岐にわたっています。
また、一般の方にも認知症のある方への理解が広まるよう、看護週間において講演等の啓発活動を行っています。

・身体拘束など倫理的な課題について研修会を企画しています。病院全体の知識向上を目指しています。

活動実績(2020年度)

年間介入患者数:502名
内訳:加算対象患者さん(350名) その他認知症者さん(88名) せん妄患者さん(64名)
※加算対象は認知症高齢者日常生活自立度判定Ⅲa、Ⅲb、Ⅳ、M
介入数の多い診療科:消化器内科 循環器内科 整形外科
介入数の多い疾患:胆管炎・胆嚢炎、誤嚥性肺炎、大腿骨骨折、心不全


倫理コンサルテーションチーム

近年、価値観が多様化する中で治療方針の決定を行うには、十分な倫理的配慮を持って判断するのは難しく、患者さんやご家族、医療従事者の悩みや戸惑いとなる場合が多いです。そのような場合は、個人の努力だけでは解決が困難な状況になりえます。

一方、日常の診療においては、医師・看護師・介護福祉士など全ての医療従事者が、患者さんとご家族の置かれた状況や生活などを考慮して、様々な倫理的問題を解決する必要があります。

そこで、現場に則した倫理を分析・提案し、問題を解決するために、倫理委員会の下部組織として2018年11月に倫理コンサルテーションチームを発足しました。

活動メンバー

2021.8.12現在

・医師 4名
・看護師 3名
・薬剤師 1名
・社会福祉士 1名
・事務職員 2名

主な活動

・臨床倫理に関する院内ガイドラインの整備
・各診療現場から倫理コンサルテーションチームに挙げられた倫理的な問題に対し、聞き取り、分析、助言を行い、多職種カンファレンスを開催することにより、関係性を改善し、問題解決の一助となります。その結果医療の質を高めます。
・講演会・研修会を開催し、院内全体の臨床倫理に対する意識を高めます。
・倫理カフェの開催:倫理の問題を気軽に話し合える場の提供

活動実績(2020年度)

・定例会議:12回
・倫理コンサルテーション実施:2回(2020年8月28日、8月31日)
・倫理講演会開催:1回(2021年1月26日 「DNARは知っているけれど」 講師:石巻赤十字病院 副院長 鈴木 聡先生 42名参加+オンライン)
・倫理カフェ開催:1回(2020年12月14日「認知症」 20名参加)