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チーム医療


院内感染対策チーム(ICT:Infection Control Team)

病院にはたくさんの病気の患者さんが集まるため、さまざまな病原体が潜み、免疫力の低下した患者さんが感染しやすい環境にあります。当医療センターでは患者さんがこうした感染症にかかることなく、安心して病気の治療に専念できるように、それぞれの医療従事者あるいは部署ごとではなく、感染対策チームを組み力を合わせて院内感染対策に取り組んでいます。

「手洗いの徹底」は、感染症を防ぐ最も有効な手段です!

活動メンバー

2020.8.1現在

・感染管理医師を含む医師 5人
・感染管理認定看護師を含む看護師 2人
・感染制御専門薬剤師を含む薬剤師 5人
・感染制御認定臨床微生物検査技師および認定臨床微生物検査技師を含む検査技師 4人
・事務職員(診療支援課) 2人

主な活動内容

  • ・普段から国・地域からの感染症情報を収集して職員に情報提供し、院内感染の発生に迅速に対応します。そして、現場での疑問や助言要請に対し、年間約900件のコンサルテーションを行っています。
  • ・院内感染が発生した場合には、速やかに対応・評価し、感染対策上の不備があれば究明し、改善に取り組んでいます。
  • ・院内感染対策は院内だけではなく、地域における感染対策の役割も担い、地域全体で取り組んでいます。地域の病院とお互いに感染対策の評価をしたり、保健所との定期的な会議の開催、医療機関からのコンサルテーションにも対応しています。

活動実績 2019年度

コンサルテーション件数

アウトブレイク対策 1件

VRE 患者14人

結核接触者健診

  健診実施件数 健診実施者数 陽性者数
2016年度 9 278 1(T-SPOT)
2017年度 5 38 0
2018年度 5 25 0
2019年度 14 246 1
 

栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)

活動メンバー

2020.8.1現在

・医師:3名
・歯科医師:1名
・看護師:4名
・薬剤師:3名
・管理栄養士:3名
・臨床検査技師:1名
・言語聴覚士:2名
・NST専門療法士:1名
・NSTコーディネーター:1名

活動内容

栄養サポートチーム(NST:nutrition support Term)とは、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士など栄養管理に関する専門知識を有した多職種からなります。病気の治癒促進および感染症等の合併症予防を目的として回診を実施し、栄養管理の提案を行っています。

週1回チームでカンファレンス、ラウンド(病棟回診)を行っています。個々の患者さんの体格や病状にあわせて、適切な栄養投与量・投与方法等を主治医に提案しています。

活動実績 2019年度

1ヵ月平均介入人数 8.4人
2019年度 算定件数
  栄養サポートチーム加算 196件
  歯科医師連携加算    171件

NST介入理由


がんサポートチーム(PCT:Palliative Care Team)

がんという病気によっておこる身体やこころなどのつらさや困難を和らげると共に、患者さんとそのご家族が、自分らしい生活を送れるようにサポートをするチームです。また、患者さん、ご家族、地域住民、院内外の医療従事者に対して早期からの緩和ケアの普及に努めています。

活動メンバー

2020.8.1現在

・緩和ケア内科医 2名
・心療内科医 2名
・消化器内科医 1名
・看護師(がん性疼痛看護認定看護師) 1名
・薬剤師(がん専門薬剤師) 1名
・薬剤師 1名
・公認心理士 1名
・社会福祉士(精神保健福祉士) 1名
・社会福祉士 1名
・理学療法士 2名
・作業療法士 2名
・管理栄養士(がん病態専門管理栄養士) 1名
・管理栄養士 3名

主な活動内容

  • ・入院中のがん患者さんとそのご家族や院内のスタッフからのコンサルテーション(相談)
  • ・緩和ケアに関する教育の企画・運営(緩和ケア研修会、各種講演会など)
  • ・院内の緩和ケアに対する体制作り(マニュアルの整備、苦痛のスクリーニング見直しなど)

活動実績(2019年度)

相談依頼件数

主な相談内容


虐待等対策委員会

活動メンバー

2020.8.1現在

・形成外科医師 1名
・救急科医師 1名
・産婦人科医師 1名
・小児科医師 2名
・整形外科医師 1名
・看護師 4名
・公認心理師 1名
・社会福祉士 2名
・事務職員 3名

活動内容

児童、障害者、高齢者に対する虐待や配偶者等に対する暴力(以下、虐待等)の予防や早期発見について検討・対応を行っています。虐待等かどうかを見分ける、加害者をさがすことが目的ではなく、被害を受けた方の安全や権利を守りつつ、ご家族や被害を加えてしまった方を含めた支援を行い、安心して生活・療養をしていただけるようにサポートをしています。

活動実績(2019年度)

個別の事例への対応を行うとともに、委員会を開催し、対応や体制について協議をしています。また、地域の関係機関と情報を共有するための取り組みも行っています。


抗菌化学療法レジメンサポートチーム(AST:Antimicrobail Stewardship Team)

抗菌化学療法レジメンサポートチーム(AST:Antimicrobial Stewardship Team)は、治療効果の向上、副作用の防止、耐性菌が出現した場合のリスク軽減を目的として、抗菌薬の適正な使用を支援しています。

活動メンバー

2020年8月1日現在

感染管理室長
感染症内科部長   1名(感染管理医師・ICD協議会認定・感染症専門医・指導医) 

感染管理副室長
国際感染症事業部長 1名
感染症内科部医師  3名(うち、感染管理医師1名)
小児科部兼感染症内科部医師 1名

看護部門
看護部看護師長   1名(感染管理認定看護師)

薬剤部門
薬剤部長      1名(感染制御専門薬剤師・感染制御認定薬剤師)
薬剤部係長     2名
薬剤師       2名

検査部門
検査部技師長    1名(感染制御認定臨床微生物検査技師)
検査部課長補佐   1名
臨床検査技師    2名

事務部門
診療支援課長    1名
診療支援課係長   1名 

主な活動内容

  • ・症例検討会(週3回)、定例会議(月1回)を開催し、院内における感染症発生状況と対策の情報共有および確認等
  • ・院内感染対策委員会での報告
  • ・ASTコアスタッフとサポートスタッフ(病棟薬剤師)によるASTラウンドの実施
  • ・サーベイランス(抗菌薬使用量等)の実施・集計と報告
    抗菌薬使用量サーベイランス、感受性率サーベイランスおよびアンチバイオグラム作成
  • ・コンサルテーション(院内・院外)
  • ・抗菌化学療法レジメンの管理と啓発(マニュアルの整備、改訂等)

呼吸療法サポートチーム(RST:Respiratory Support Team)

活動メンバー

2020.8.1現在

・呼吸器内科医師 1名
・集中治療部医師 1名
・救急科医師 1名
・歯科医師 1名
・集中ケア認定看護師 4名
・皮膚褥瘡ケア認定看護師 1名
・看護師 1名
・理学療法士、呼吸療法認定士 5名
・臨床工学技士、呼吸療法認定士 3名
・臨床工学技士 1名
・事務職員(診療支援課) 2名

活動内容

臨床工学技士による毎日2回のラウンド、週一回の全職種による呼吸ケア回診(口腔ケア、ポジショニング、排痰訓練、リハビリテーション、人工呼吸器離脱などの指導助言など)、病院内外を対象とした講習会の開催、人工呼吸療法に関わるマニュアルの作成や物品の選択・統一

活動実績(2019年度)

研修会(3回)、気管切開術および気管切開術後管理の指針作成、一般病棟でのネブライザー薬液メニュー(成人)の院内共通化


褥瘡対策チーム

活動メンバー

2020.8.1現在

・医師 7名
・皮膚・排泄ケア認定看護師 3名
・看護師(褥瘡リンクナース) 78名
・薬剤師 1名
・管理栄養士 2名
・理学療法士 3名

活動内容

  • 褥瘡リンクナース会議(年10回):ポジショニング大会、おむつ当て大会
  • 褥瘡ラウンドの実施(体圧分散寝具の選択や設定のチェック)
  • 褥瘡診療計画書立案率(毎月発表) 
  • 院内発生報告(毎月発表) 
  • 褥瘡カンファレンス1週間に1回症例検討、月1回は褥瘡回診
  • 褥瘡チーム員をRSTやNSTに参加して、情報共有

活動実績(2019年度)

1.12月にポジショニング大会 1位9B 2位S7 3位ER⇒大会から体圧分散寝具の設定や選択に弱いことが判明。
2.おむつ当て方大会はできなかったが、おむつ選択のフローチャートを作成。
3.褥瘡診療計画書立案率も年間平均87.6%と前年度より5%アップした。             
4.医療関連機器圧迫創傷は減少したが、褥瘡が増加した。


せん妄・認知症ケアチーム

活動メンバー

2020年8月1日現在

・精神科医(日本精神神経学会専門医・精神科指定医) 1名
・認知症看護認定看護師 1名
・薬剤師  1名
・精神保健福祉士 1名

活動内容

  • ・認知症患者さんや、せん妄を発症された患者さんが落ち着いて入院生活を過ごすことができるよう、病棟・外来看護師などのスタッフとともに看護ケア方法について話し合いを行います。また、ご家族や患者さんを支援いただける方に、本人さんの普段のご様子を伺うとともに、お困りのことについて検討し、患者さん自身への対応方法についてアドバイスするほか、当医療センターの退院支援部門や、他の保健医療機関、地域包括支援センター、福祉事業所などと連携してフォローしています。
  • ・認知症のある方のへの理解を深めるため、研修会や認知症サポーター養成講座を定期的に実施しています。参加職員は医師、看護師、薬剤師、事務職員など多岐にわたっています。
    また、一般の方にも認知症のある方への理解が広まるよう、看護週間において講演等の啓発活動を行っています。
  • ・せん妄や認知症に造詣の深い講師を招き、せん妄時の対応方法について医師・看護師・リハビリテーション担当者・薬剤師等が学んでいます。せん妄の患者さんが少しでも落ち着いた状態で入院生活を過ごせるよう、病院全体での知識習得を目指しています。

活動実績(2019年度)

年間介入患者数:494名
内訳:加算対象患者(326名) その他認知症者(94名) せん妄患者(74名)
※加算対象は認知症高齢者日常生活自立度判定Ⅲa、Ⅲb、Ⅳ、M
介入数の多い診療科:消化器内科 呼吸器内科 整形外科 循環器内科
介入数の多い疾患:胆管炎・胆嚢炎、誤嚥性肺炎、大腿骨骨折、心不全


倫理コンサルテーションチーム

近年、価値観が多様化する中で治療方針の決定を行うには、十分な倫理的配慮を持って判断するのは難しく、患者さんやご家族、医療従事者の悩みや戸惑いとなる場合が多いです。そのような場合は、個人の努力だけでは解決が困難な状況になりえます。

一方、日常の診療においては、医師・看護師・介護福祉士など全ての医療従事者が、患者さんとご家族の置かれた状況や生活などを考慮して、様々な倫理的問題を解決する必要があります。

そこで、現場に則した倫理を分析・提案し、問題を解決するために、倫理委員会の下部組織として2018年11月に倫理コンサルテーションチームを発足しました。

活動メンバー

2020年8月1日現在

・医師 4名
・看護師 3名
・社会福祉士 1名
・事務職員(総務課) 2名

主な活動内容

・臨床倫理に関する院内ガイドラインの整備
・ 各診療現場から倫理コンサルテーションチームに挙げられた倫理的な問題に対し、聞き取り、分析、助言を行い、多職種カンファレンスを開催することにより、関係性を改善し、問題解決の一助となる。その結果医療の質を高めます。
・ 講演会・研修会を開催し、院内全体の臨床倫理に対する意識を高めます。
・倫理カフェの開催:倫理の問題を気軽に話し合える場の提供

活動実績(2019年度)

定例会議:10回
倫理コンサルテーション実施:2回 2019年7月17日、10月11日
倫理カフェ開催:2回 
 1. 2019年9月4日 「DNAR」 46名参加
 2. 2020年1月21日「診療拒否」 51名参加