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院長のあいさつ

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日本赤十字社和歌山医療センター(以下、当医療センター)には、2つの顔があります。1つは、救急医療、高度医療、がん医療という高度で専門的な医療を和歌山市並びに周辺地域の皆様に安全に提供することです。
救急医療については、高度救命救急センターとして命に係わる三次救急に対応するとともに、全例応需をスローガンに断らない救急医療を実践しています。2017年からは、ドクターカーを稼働させ救急体制を更に強固にしました。
本年1月12日、がんセンターを発足させました。Withコロナ時代の終息が見えない中で、日本人の二人にひとりが罹るがん医療を堅持し強化する必要があると考えたからです。キャッチフレーズ「ユニット診療による最善のがん治療をあなたに」が示すように、14の「臓器別がんユニット」を設置し、先進的ながん医療を実施している専門医が結集して、個々の患者さんに合った最善の治療を提供します。総合病院のメリットを生かしたがん医療の提供も当がんセンターの特長です。高齢化社会の到来により増加している心疾患、糖尿病などの併存疾患を有するがん患者さんに対して、循環器内科、糖尿病内分泌内科などの専門医との連携により、最適ながん医療を実施します。
がんに次ぐ日本人の第2の死因である心疾患については、2020年に開設したハイブリット手術室において、カテーテルによる大動脈弁置換術(TAVI)を開始しました。大動脈弁疾患を抱える高齢者には大きな福音になると期待しています。
2つ目の役割は、日本赤十字社が使命としている人道支援に関する活動です。日本赤十字社の国際医療救援拠点病院として「和歌山から世界に」をスローガンに、2021年3月までに41ヵ国に延171名のスタッフを派遣しています。また、阪神大震災、東日本大震災などの国内災害に対して数多くの救護班を派遣して災害救護に当たっています。これら国内外の救援・救護活動を一体化して災害医療救援センターを2019年4月に設立しました。和歌山県民の最大関心事である南海トラフ地震に対し、当医療センターを挙げて対応したいとの決意の表れです。
当医療センターは、感染症に長けた豊富な人材を有する第一種、第二種感染症指定医療機関です。感染症に対する海外支援、感染症に関する人材育成セミナーも実施しています。昨年来、社会を席巻している新型コロナウイルス感染症にも正面から立ち向かい、和歌山県の感染対策に大きな役割を果たしていると自負しています。
With & Post コロナ時代においても、人々の命と健康を守り続ける病院で在りたいと願っています。

令和3(2021)年4月15日
平岡 眞寛