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院内で、地域で、色々な活動をしている当センター。 あんなこと、こんなこと、ありました! やりました!! 診察などでご来院いただいているとき、入院治療されているとき、それ以外の時間にも実施したことをご報告していきます。
2018/10/25
平成30年10月13日(土)、ピンクリボン(乳がん啓発)月間にちなみ、院内で「岩出市共催の乳がん無料検診」と「乳がん市民公開講座(紀州ピンクリボン市民フォーラム)」を開催しました。
午前9時から、本館4階の健康管理センターで、岩出市に住む30歳~39歳の女性(事前に岩出市に申込み)を対象にマンモグラフィ撮影、乳腺超音波(エコー)検査、医師による触診とフルセットになった検診を無料で実施。事前申し込みの44名の方に受けていただきました。
厚生労働省は「40歳以上の女性に対し、2年に1度、問診および乳房エックス線検査(マンモグラフィ)併用検診」を推奨する指針が出されているため、ほとんどの自治体は、40歳以上の受診を推奨しています。ただ、現状としては、乳がんの検診受診率は低迷しており、受診率の向上が望まれています。
最近は、有名人の乳がん罹患宣言や闘病生活をテーマにしたドラマなども多く、若年層からの乳がん早期発見に注目が集まっています。岩出市は、和歌山市や大阪南部のベットタウンとして子育て世代が多く、40歳以上の検診は既に実施されているため、今回は啓発活動のため若年層を対象とした募集にかかる業務に協力いただきました。
30代からマンモグラフィなどを含めた検診を経験されると、検診対象年齢になったときにも抵抗なく検診を受けていただけると思います。
今回の検診は、女性の診療放射線技師、臨床検査技師、乳腺外科医によって、マンモグラフィ撮影、乳腺超音波(エコー)検査、触診が行われました。
検診の結果は、数日内に検診受診者全員にお送りしました。乳がん検診がはじめての方もおられましたので、ご自身の健康に目を向けていただける機会となったのでしたら、当センターとしても実施した甲斐があります。
午後からは、当センター本館の最上階にある300人以上収容できる大きなホールを会場に、市民公開講座「紀州ピンクリボン市民フォーラム」を催しました。
乳がんの早期発見の大切さ、具体的な治療方法、術後の治療や再発の不安についてまで、乳がんを取りまく色々な時期のことを、院外からの医師も講師に迎え講演いただいたり、参加者から質問をお受けしたりしました。
当センター乳腺外科では、治療の提供は勿論、早期発見や治療に関する不安の軽減まで、様々な取り組みを実施しています。今後も、和歌山の乳がん撲滅に寄与してきたいと考えています。
活動レポートでは、様々な活動のご報告、裏話などをお届けします。次回も、お楽しみに!