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日頃抱えてしまっている料理のお悩みが少しでも楽になれば…。そんな思いで、病院の管理栄養士が考えたレシピと食材についてのあれこれを記事にしています。体にもお財布にも心にもやさしいレシピをご提供していきます。
2020/11/02
今回は、秋の味覚「さつま芋」と「りんご」を使った温かいデザートを紹介します。
さつま芋は、便秘解消に役立つ食物繊維が豊富で、免疫力を高めるビタミンCもいも類の中では多く含まれています。
ビタミンCは、加熱によって分解されやすいことが知られていますが、ジャガイモと同様にさつま芋にはデンプンが含まれているため、加熱調理による分解が少ないので摂取量も期待できます。
また、年中、見かけるりんごですが、秋が一番美味しい時期です。りんごの皮にはペクチンが含まれていて、整腸作用やがん予防にも効果があるといわれているので、皮ごと食べることをお勧めします。
材料 (2人分)
さつま芋……中1本
りんご………1/2個
プディング液(生クリーム…1/2カップ、卵…1個、砂糖…大さじ1)
作り方
① さつま芋は、皮ごとよく洗って5㎜幅の輪切りにし、耐熱皿に並べてラップをふんわりかぶせ、電子レンジ(600W)で4分ほど加熱する。
② りんごもよく洗い、皮ごと5㎜幅の薄切りにする。
③ プディング液の材料を混ぜ合わせる。
④ 耐熱皿にさつま芋とりんごを交互に並べ、プディング液を流し入れてトースターで10分ほど焼く。
料理のポイント
熱々を食べるのも、冷まして食べても美味しいです。
デザートとして食べるのも良いですが、朝食としてもオススメです。
カロリーが気になる人は、生クリームを牛乳や豆乳に変えると良いでしょう。
シナモンやブランデーを振りかけたり、砂糖をハチミツやメープルシロップにしても風味が変わります。食べる直前に、塩を少し振りかけると、甘さがさらに引き立ちます。
りんごは、酸味の強いものやシャキッとした歯ごたえのある品種の方がお菓子作りに向いていると言われています。様々な品種で作り比べて、好みの食感や甘さを見つけてみるのも良いですね。
■ 栄養量(1人分)
エネルギー 399kcal
タンパク質 5.6g
ビタミンC 12mg
食物繊維 2.5g
(文・写真) 日本赤十字社和歌山医療センター 栄養課