日頃抱えてしまっている料理のお悩みが少しでも楽になれば…。そんな思いで、病院の管理栄養士が考えたレシピと食材についてのあれこれを記事にしています。体にもお財布にも心にもやさしいレシピをご提供していきます。

冬野菜のラタトゥイユ

2020/02/03

 

ラタトゥイユとは、色々な野菜をトマトと一緒に煮込んだ南フランスの料理です。

 

夏野菜で作ることが多いですが、どんな野菜でも応用できます。

 

今回使用した野菜のうち、玉ねぎ以外は冬野菜で、中でもカリフラワーにはビタミンCが豊富に含まれています。

 

カリフラワーは、ブロッコリーとは違い蕾が密着した状態のため、加熱による損失が少なく、風邪予防や免疫機能を高める効果があります。

 

 

材料(2人分)

カリフラワー………1/2房

玉ねぎ………………中1個

大根…………………90g(約3㎝)

人参…………………50g(約4㎝)

ごぼう………………30g(約10㎝)

A(トマト水煮缶(カットタイプ)…1缶(400g)、にんにくチューブ…小さじ1、顆粒コンソメ…大さじ1、塩・こしょう…少々)

乾燥パセリ…………適量

オリーブ油…………適量

 

 

作り方

① カリフラワーは小房に分ける。大根、人参、ごぼうは一口大の乱切りに、玉ねぎは1㎝幅に切る。

② 炊飯器に①の野菜とAの調味料を入れて軽く混ぜ合わせ、クッキングシートの落とし蓋をしてスイッチを押す。

③ できあがったら器に盛り、オリーブ油を回しかけてパセリを散らす。

 

 

料理のポイント

今回は調理モードのある炊飯器で作りましたが、従来の鍋を使ってIHやガスで調理することも、シリコン容器を使って電子レンジで調理することもできます。

 

大き目の炊飯器をお持ちで、量をたくさん作りたい場合は、具材を炊飯釜の深さの半分程度に調整いただくと、うまく調理できます。調理後、自動的に保温される場合は、水分量が減ってしまい味が濃くなったり、焦げたりする可能性があるので、気をつけましょう。

 

温かいまま食べるのはもちろん、冷めてもおいしく食べられるので、作り置きにピッタリです。

 

メイン料理の付け合せだけでなく、細かく刻んでパスタのソースにしたり、卵を加えて朝食メニューにも活用いただけます。

 

炊飯器にお任せしている間に他の料理を作ったり、他の家事をしたり、タイマー機能があれば出かけている間にも、野菜がたっぷり摂れる一品を作りませんか?

 

 

■栄養量(1人分)

エネルギー 120kcal

タンパク質   4.7

ビタミンC 71㎎

食物繊維 6.9g

 

(文・写真) 日本赤十字社和歌山医療センター 栄養課

 

 

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