病気のことだけでなく、病院の中のことももっと知ってもらいたい!このコーナーでは病院の設備を中心に、ちょっとマニアックな情報をお届けしていきます。病院にきたときに「あっこれのことか〜」と気に留めていただけたら幸いです。

より静かに、より操作しやすく「ブラインド内蔵2重サッシ」

2018/09/10

 

日本赤十字社和歌山医療センターの本館は、地下1階から地上4階まで外来診察室や検査室があり、5階に手術室、6階に手術機器の洗浄・滅菌を行う部門や病理診断室があり、7階にはICUと呼ばれる集中治療室などがあります。8階から11階までは病棟で、4人室、2人室、個室、特別室などがあります。

 

お見舞いに来院されたときや、ご自身・ご家族が入院されたときに、窓のブラインドを上げ下げしようとして、紐が見当たらず、アレっ?と思われたことのある方もいるかもしれません。実は、本館の病室部分の窓には、ブラインド内蔵の2重サッシを採用しています。

 

これは、2枚の窓ガラスの間にブラインドが挟まれたもので、窓ガラスの内側にブラインドがあることで、ブラインドへのホコリの付着を防止し、窓を解放した時にも風でばたつく騒音をなくすことができることから、清潔・静かが求められる病室にはピッタリなんです。

 

さらに、このブラインドの羽角度を調整する紐も内蔵されているため、巻き付いたりすることもありません。操作装置の位置も、ご高齢の方や子供さんにも使いやすいように、既成の位置から下部に移設したものをメーカーに特注して設置しています。

 

 

窓ガラスが2重になっているので、雨風の音、車の騒音なども聞こえにくいことが期待でき、病室の静寂を保っています。

 

また、病室には、採光に有効な窓を設置しなければならないという決まりがあるのですが、本館の片側は西側を向いているため、西日が差し込んできます。そこで、西日のあたる西側の病室には、ブラインド内蔵の2重窓に加え、熱反射ガラスを採用しています。

 

外から見上げると、西側の病室の窓ガラスが高層ビルのようにキラキラと輝いて見えます。熱反射ガラスは表面に金属酸化物を焼き付けたものなので、角度によっては、ミラーのように反射してキラキラ見えるのです。このガラスは、照り付ける光のエネルギーを反射させ冷房負荷を低減させるので、見た目の美しさだけでなく、省エネ効果が期待できるメリットがあります。

 

 

病院ならではの工夫は、目に見えない部分にもたくさんあります。安心して過ごしてもらえる空間になるよう、これからもさまざまな工夫を紹介していきますね!「あれっこれも…?」と気づいてもらえたらうれしいです♬

 

 

院内探検隊がゆく、次回は、いよいよ最終回です。どんな設備の工夫があるのか、お楽しみに!

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