血液中の赤血球、主に酸素を運ぶ役割のヘモグロビンの濃度が基準値より低くなった状態が貧血です。 成長期の子ども、スポーツをしている人、月経のある女性などに起こりやすく、立ちくらみ、息切れ、めまい、ふらつき、頭痛、胸の痛みなどが症状として表れます。鉄分の多く含む食材を食べることで改善していきます。

ほうれん草とひじきのツナ和え

2024/01/01

 

鉄分には、動物性食品(レバー、カツオなど)に多く含まれるヘム鉄と、植物性食品(ブロッコリー、ほうれん草など)に多い非ヘム鉄があります。

 

非ヘム鉄の吸収率は高くありませんが、たんぱく質やビタミンCと一緒に摂るとアップします。

 

今回のほうれん草にも、ツナにも鉄分が多く含まれる上、ツナのたんぱく質が吸収率をアップさせます。

 

材料 (1人分)

ほうれん草    ・・・・・・・80g

乾燥ひじき  ・・・・・・・・1g

ツナ(缶詰)・・・・・・・20g

にんにく  ・・・・・・・・・1g

濃口醬油  ・・・・・・・・・3g(小さじ1/2)

 

 

作り方

① ひじきは水で戻し、水気を切る。ツナは油を切っておく。

 

② ほうれん草は沸騰させた湯で茹でて、水にさらして冷やし、5cmの長さに切り水気を絞る。

 

③ にんにくは皮をむいて、すりおろし、濃口醬油を合わせたタレに、ひじき、ツナ、ほうれん草を入れて合える。

 

 

料理のポイント

作りやすい分量に倍増して作ってみてください。

 

にんにくは、チューブタイプを使用しても構いません。にんにくの風味が苦手な場合は、しょうがのすりおろしに変えても美味しいです。

 

ほうれん草を細かく刻んで、ごま油、塩、海苔などとともにご飯に混ぜると、韓国風の混ぜご飯になります。

 

炒り卵やコーン(缶詰でも冷凍品でも)を入れると、より彩りがよく栄養価も高まります。

 

 

栄養量(1人分)

エネルギー  77.6kcal

鉄分      1.9mg

 

 

(文・写真) 日本赤十字社和歌山医療センター 栄養課

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