血液中の赤血球、主に酸素を運ぶ役割のヘモグロビンの濃度が基準値より低くなった状態が貧血です。 成長期の子ども、スポーツをしている人、月経のある女性などに起こりやすく、立ちくらみ、息切れ、めまい、ふらつき、頭痛、胸の痛みなどが症状として表れます。鉄分の多く含む食材を食べることで改善していきます。

混ぜひじきご飯

2023/09/04

 

あまり知られていませんが、油揚げ(うすあげ)には鉄分やたんぱく質が比較的多く含まれています。炊き込まず、炒めて混ぜることで、油揚げの味わいを生かしてみました。主食で、手軽に鉄分が摂れます。

 

また、胃の中で胃酸が十分に行きわたると、鉄の吸収もよくなるため、よく噛んで食べましょう。

 

 

材料 (1人分)

ご飯  ・・・・・・・・・・150g(茶碗1杯)

人参 ・・・・・・・・・・・15g

油揚げ ・・・・・・・・・・10g

乾燥ひじき   ・・・・・・・・5g

みつば   ・・・・・・・・・・3g

濃口醬油・・・・・・・・・・5g(小さじ1)

みりん ・・・・・・・・・・・5g(小さじ1)

酒 ・・・・・・・・・・・・・4g(小さじ1強)

植物油 ・・・・・・・・・・・5g(小さじ1)

 

 

作り方

① ご飯はあらかじめ炊いておき、ひじきを水に20~30分浸けて、戻しておく。

 

② 人参は皮をむき、長さ3㎝程度の千切りに、油揚げは5㎜程度の細切りにする。みつばは根を切り落とし、長さ3㎝程度に切る。

 

③ ①②を植物油で炒め、濃口醬油、みりん、酒を混ぜ合わせて加える。

 

④ 汁気がなくなってきたら火を止め、ご飯に④のみつばとともに混ぜ合わせて器に盛る。

 

 

料理のポイント

作りやすい分量に倍増して作ってみてください。

 

乾燥ひじきを早く戻したい場合は、水ではなく、90度くらいの熱湯に10分ほど浸すと戻ります。

 

油揚げの幅を少し大きくすると、食べ応えがでます。

 

ごぼうやタケノコの千切りを加えると、食感がよくなります。みょうがやしょうがの千切りを加えると、風味が増します。アレンジしてみてください。

 

 

栄養量(1人分)

エネルギー 302kcal

鉄分      1.0mg

 

 

(文・写真) 日本赤十字社和歌山医療センター 栄養課

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