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新型コロナワクチン集団接種に職員派遣

2021/07/15

和歌山市では、64才以下の基礎疾患のない人への新型コロナワクチンの接種券の郵送が7月1日からはじまりました。

 

新型コロナワクチン接種を受ける平岡院長(3月8日)

 

これまでの65才以上の高齢者接種や基礎疾患をお持ちの方の接種と同様、かかりつけ医での個別接種も継続されていますが、かかりつけ医をお持ちでない方がいらっしゃったり、なかなか接種の予約ができなかったりする状況もあるとして大規模な集団接種が予定されています。

 

当医療センターも、和歌山市手平のビックホエール・ビックウエーブで7月から9月に開催予定の集団接種に医師、看護師、薬剤師を派遣します。

 

 

1回目と2回目をセットにして7回14日間、1日1,500人~1,800の人数を問診、接種、経過観察をするためには、ブース(問診や接種のために間仕切りした空間)が10~12ヵ所が必要となり、その数に合った医師、看護師らの派遣要請がありました。

 

派遣職員数は、延べ474人(医師170人、看護師258人、薬剤師46人)にのぼります。平日は通常業務をしながら、また、土・日・祝日も高度救命救急センターとしての役割を果たす人材を確保しながら、1日あたり医師11~13人と看護師・薬剤師を合わせて20人前後を派遣するのは、当医療センターの規模でも難しいのでは?と、当初は不安もありました。

 

しかしながら、院内メールシステムで呼びかけたところ、常日頃から被災地に医師・看護師らを派遣する活動に理解がある院内風土が幸いし、多くの職員が手を挙げてくれました。

 

2016年熊本地震の救護に向かう職員を激励する平岡院長

 

接種会場では、問診時にさまざまな疑問・不安にお答えするだけでなく、接種後の体調不良や、場合によっては重度のアレルギー反応にも対応する必要があるため、医師は、感染症内科や救急、内科、外科など複数の専門診療科を組み合わせ、接種する看護師も各ブースに急変対応できる人材を調整しています。

 

また、重篤なアレルギー反応が出たときには、和歌山市が配備する救急医療セットで応急処置ができるように確認し、速やかに対応できるよう準備しています。

 

 

当医療センターの職員1,500人以上に接種した副反応についても、ホームページで公表ていますので、ワクチン接種を検討されている方は参考にしていただければ幸いです。

 

言わずもがなですが、ワクチン接種してから抗体ができるまで2~3週間必要だと言われています。また、ワクチン接種した後は、感染も発症も重症化もしにくい効果が期待されますが、感染する可能性がゼロになるわけではありませんので、ワクチンを接種しても感染予防の行動を継続いただきたいです。

 

感染予防に関しては、「詳しくはこちら」をご覧ください。

詳しくはこちら

日本赤十字社 和歌山医療センター病院サイトはこちら

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