クリスマスにはチキン（鶏）を使った料理を食べる人も多いのではないでしょうか？

 

唐揚げや丸焼きが定番ですが、市販の焼肉のタレで簡単にできる鶏料理をご紹介します。

 

焼肉のタレには、りんごのすりおろしやレモン果汁などが含まれていて、果物の酵素によって肉のたんぱく質が分解され、やわらかくなる効果が期待できます。

 

また、玉ねぎやニンニクなども入っており、肉の臭みを消すため、朝や前日に漬け込んでおくと、夕食に調理する頃には味も染み込み、焼くだけで簡単に調理できます。

 

 

材料 （2人分）

手羽元……6本

焼肉のタレ（醤油ベース）……1／4カップ

塩・コショウ…少々

油………適量

 

作り方

①　手羽元は、フォークで数ヵ所穴をあけ、塩・コショウで下味をつける。

②　ビニール袋に下味をつけた手羽元と焼肉のタレを入れて揉み込み、冷蔵庫で2時間以上漬け込む。

③　フライパンに油をひき、タレをぬぐった手羽元を並べ、中火で焼き色がつくまで焼く。（ビニール袋に残ったタレは、捨てずに置いておく）

④　全体に焼き色がついたら、残しておいたタレを加え、フタをして弱火で蒸し焼きにする。途中で時々ひっくり返し、タレをからめる。

 

 

料理のポイント

肉をやわらかくする酵素は、パイナップルやキウイフルーツ、梨の果汁などにも多く含まれるので、すりおろしたり、細かく切ったものを追加すると、よりジューシーな食感になります。

 

今回は、フライパンで焼く調理法なので、オーブンがなくても調理できます。

 

蒸し焼きにする時に焦げそうであれば、タレと一緒に少量の水を加えて中まで加熱しましょう。

 

写真のように、アルミホイルを巻いて持ち手を作ったりすると、子どもさんでも食べやすく、パーティ気分も盛り上がります。

 

漬け込む焼肉のタレを甘口や辛口にすることで、味も変えられます。好みのタレで作ってみてください。

 

 

■栄養量（1人分）

エネルギー　277kcal

タンパク質　 15.7ｇ

 

 

（文・写真）　日本赤十字社和歌山医療センター　栄養課