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日頃抱えてしまっている料理のお悩みが少しでも楽になれば…。そんな思いで、病院の管理栄養士が考えたレシピと食材についてのあれこれを記事にしています。体にもお財布にも心にもやさしいレシピをご提供していきます。
2019/11/04
「スイーツも食べたいけど、カロリーが気になる…」という方に、おすすめの簡単ヘルシーなティラミスをご紹介します。
ティラミスは、エスプレッソを染み込ませたビスケットとチーズクリームを交互に重ね、最後にココアを振りかけたイタリア発祥のチーズケーキの一種です。
今回のレシピでは、チーズの替わりに絹ごし豆腐を使うことでカロリーや脂質を70%以上カットできます。豆腐にはオリゴ糖が含まれており、腸内でビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌がオリゴ糖を栄養源として増えるので免疫力も高まります。
材料(3個分)
絹ごし豆腐………………1丁
A・・・(砂糖…大さじ3、牛乳…大さじ1、レモン汁…少々)
ビスケット………………6枚
インスタントコーヒー…大さじ1
お湯………………………大さじ3
ココア……………………適量
作り方
① 豆腐を水切りする(皿に入れ、しばらくして豆腐の重みで出てくる水分を除く)
② 水切りした豆腐とAをナイロン袋に入れ、滑らかなクリーム状になるまで揉む。
③ インスタントコーヒーをお湯で溶かす。
④ 盛り付けるカップにビスケットを1枚敷き、③のコーヒー液をスプーンで少し振りかける。
⑤ ④のコーヒーの染み込んだビスケットの上から、①の豆腐クリームの袋の角をハサミで切って絞り出す。
⑥ クリームの上に、もう1枚ビスケットをのせ、④⑤と同様にコーヒー液を振りかけ、豆腐クリームを絞り出す(2層になります)。
⑦ 最後に、ココアを茶こしで振りかける。
料理のポイント
ビスケットに沁み込ませるエスプレッソは、細引きした深入りコーヒーを加圧して抽出したコーヒーです。濃い味わいが特徴で、イタリアやフランスでよく飲まれています。今回は、手軽なインスタントコーヒーを濃いめにして代用しました。
絹ごし豆腐に少量の牛乳とレモンを加えることで、チーズの風味に近くなります。甘さ控えめのレシピにしていますので、豆腐が大きい場合は砂糖の量を少し増やしてください。また、甘さを増す場合は、コーヒー液を作るときに砂糖を足してもよいでしょう。
ココアを振りかけるときに、茶こしや目の細かいザルを使うと、ココアを均一に振りかけることができます。
作り立てで食べると、ビスケットのサクサクした食感が少し残っていますが、しばらく冷やすと、ビスケットに豆腐クリームが浸み込んでしっとりとした食感になります。
栄養量(1個分)
エネルギー 119kcal
タンパク質 5.8g
カルシウム 53㎎
(文・写真) 日本赤十字社和歌山医療センター 栄養課