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日頃抱えてしまっている料理のお悩みが少しでも楽になれば…。そんな思いで、病院の管理栄養士が考えたレシピと食材についてのあれこれを記事にしています。体にもお財布にも心にもやさしいレシピをご提供していきます。
2018/10/01
「イライラする=カルシウムが足りない」と思っていませんか?
実は、体内のカルシウムの約99%は骨や歯などの硬組織に存在し、細胞や血液内には残りの約1%しか存在しないことが分かっています。
血液中のカルシウム濃度は、不足時には小腸からの吸収を促進して貯蔵部位の骨からカルシウムを溶出し、過剰時には骨へ沈着したり尿中へ排泄したりして一定に保っています。血液中のカルシウム濃度は若干変動しても、速やかに調整されるのでイライラするようなことはありません。
むしろ、心配となるのが骨中カルシウム量の低下です。カルシウムの欠乏状態が長期にわたると、骨粗鬆症の原因となるため、日頃から乳製品や小魚、海藻類、大豆製品、ごま等のカルシウムの多い食品を積極的に摂り入れるいただきたいです。
そこで、手軽にこれらの食材を取り入れられるメニューを紹介します。
材 料
はんぺん・・・・1枚
桜えび・・・・・大さじ2
乾燥ひじき・・・大さじ1
白ごま・・・・・大さじ1
カットねぎ・・・適量
マヨネーズ・・・小さじ2
片栗粉・・・・・大さじ2
油・・・・・・・適量
青じそ・・・・・適量
作り方
① ビニール袋にはんぺんを入れてめん棒でつぶす。(めん棒がない場合は手でつぶしてもOK)
② ①に水で戻した乾燥ひじき、桜えび、白ごま、カットねぎ、マヨネーズ、片栗粉を入れて混ぜる。
③ ビニール袋の角をハサミで切ってしぼり出し、小判型に丸めて油をひいたフライパンで両面を焼く。
④ 青じそをひいたお皿に盛り付ける。
料理のポイント
ビニール袋でタネをこねるので、料理の初心者や子どもさんと一緒に作るのにも向いています。冷めても美味しく、お弁当のおかずにもピッタリ。少し多めに作って冷凍することもできます。
■ 栄養量(1人分)
エネルギー:149kcal
カルシウム:124mg
カルシウムの推奨量
男性(18~29歳・・・800㎎/日 30~49歳・・・650㎎/日 50歳以上・・・700㎎/日)
女性 (18~69歳・・・650㎎/日)