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ハイブリッド手術室を新設

2020年04月06日

ハイブリッド手術室が完成し、4月6日から運用を始めました。

術中CT撮影ができる床置き型の血管撮影装置と、その血管撮影装置と連動する手術ベッドを和歌山県で初めて導入しました。仰向けで治療する循環器内科や心臓血管外科だけでなく、背面から手術を行う整形外科や頭部の脳神経外科、胸部側面からアプローチする呼吸器外科の手術も行います。また、高度救命救急センターに搬送される重症の多発外傷に対しても、血管撮影装置を使った止血処置に続いて複数箇所の手術を速やかに実施します。

最新鋭の装置の導入により、安全性の高い正確で精緻な手術を、手術時間の短縮を図ることで身体への負担を軽減しながら実施していきます。さらに、機器の抗菌・防水仕様により、手術室の清潔度も向上するため、術後合併症の発症を抑える効果も期待できます。

今秋には、TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)をハイブリッド手術室にて開始する予定です。
日々進化し続ける高度な医療技術に対応し、患者さん一人ひとりにあわせた適切な医療を提供できるよう努めていきます。