2019年04月01日
2019年4月1日(月)付で、日本赤十字社和歌山医療センターは、地域がん診療連携拠点病院(高度型)に指定されました。
我が国のがん診療は、「がん対策基本法」「がん対策推進基本計画」によって、全国どこでも質の高いがん医療を受けられる「がん医療の均てん化」のため、全国にがん診療連携拠点病院が整備されてきましたが、これらの拠点病院等の取り組みに格差があること、さらなる医療安全の確保が必要であること等の課題が指摘され、見直しが図られました。
この度、地域がん診療連携拠点病院は、それぞれの病院機能によって「高度型」「一般型」「特例型」に分類され、「高度型」に指定されたのは、全国で当センターを含む14施設でした。
「高度型」は、「一般型」の要件に加え、さらに高度ながん医療を提供するために望ましいとされる要件を複数見たした上で、その地域で診療実績がもっとも優れていること、高度な放射線治療が実施可能なこと、がん相談や緩和ケアが充実していること、医療安全に取り組んでいることなどが認められた場合に、同一医療圏に1ヵ所のみ指定されます。
今後も、がんの診断・治療の提供はもとより、検診による早期発見から和歌山市内唯一の緩和ケア病棟の運営を含む幅広いがん医療の体制充実を図ることで、地域の健康に貢献していきたいと考えています。